※※第87話:Make Love(+Reward).34






 クチッ…

 例え上からであろうと、既にびしょびしょなため音は立って滲み出た。


 「や…ンっ、ダメっ…っ、」
 「なら、やめるか?」

 ナナは涙目でつい、のなか、薔はイジワルに確かめてくる。



 「やだ…っ、」
 泣きながら、ナナはせがみ、

 「それでいいんだよ、ナナ、素直に足開けよ…」

 プツ…

 薔は秘部へ触れたまんま、胸から滑らせた手でパジャマのボタンを外していった。



 「こんなに濡れてんのに、やめてどうすんだ?」
 「ん…っ、…んっ、」

 ボタンはスムーズに片手で外されてゆき、ふるえながらもナナは、素直に足を開いておりました。


 「腰、擦りつけて、やらしい動きしてんな、」
 「だってっ…っ、」

 薔はクスッと笑い、直接触ってほしくて仕方ないナナは、じれったい気持ちよさからどうかしそうなのだ。





 ファサ―――――…

 そして、全てボタンが外されたパジャマは、左右に広がり、柔肌を覗かせた。


 「汗が伝うおまえの肌、舐めてもっと濡らしてぇよ…」
 甘く見つめ、

 ちゅっ…

 薔は胸の膨らみへと、キスをしてゆく。


 「ん…っ、あ…ん、薔っ…」
 ビクッと跳ねるも、乳首に吸い付かれたりすると、ナナは熱く引き寄せられて、

 「は…っ、」

 胸にくちづけ、舌や息でも愛撫しながら、

 クチュッ…

 とうとう、薔は、濡れたラビアへと直に触れたのだ。






 「あ…っ!あぁ…っん、」

 堪らず反ったナナは、甘やかな嬌声を響かす。


 「ここも舐めてやりてぇな、エッチな汁でグショグショだぞ?」
 乳首の上で、薔はくちびるを動かし、

 クチュクチュッ…

 下では滑らかに、ゆびを動かす。


 「あぁんっ、ン、や…っ、」
 ナナは泣き濡れて、躰を反らし、
 「でも腰動かすんだよな、おまえは、」
 フッと笑い、汗ばむ薔は、

 グチュッ…

 中へと一気に、ゆびを入れたのでした。

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