※※第８５話:Make Love(+Intercourse).32

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　ズプッ――――――…

　「あ…っ、あ…」

　またがって、腰を落とし、ゆっくりナナはヴァギナへ咥え込んでゆく。

　「グチョグチョに垂れてんじゃねぇか、さっき出した俺のも残ってんだろうな？」
　誘うように、彼女の腰を撫で、薔はイジワルに笑った。


　「ん…っ、でもっ…、またいっぱい、出して…くださ…っ、あ…っん！」
　ナナはビクンッと弓なりに反り、気づくと奥まで挿っておりました。



　「おまえはほんと、中に出されんの好きだな、」
　「ちが…っ、わたしがっ、好き、なのは…っ、や…っ！あっ、」

　すぐに動きだされ、言葉つづかずナナは喘ぎを上げる。



　「おい、途中で止めんじゃねーよ、」
　「ひ…あっ、そこ、ダメぇっ、」
　動きながら乳房も揉まれ、乳首は焦らすかのごとく、ゆびさきは乳輪を撫でて這う。


　「あ…っ、あっ、や、ン、っ、」

　ギシギシとベッドが軋むなか、

　グチッ…グチッ…

　濡れて擦れ、ぶつかり合う音が淫らを助長して溢れだす。



　「鳴いてばっかじゃ、わかんねーだろ？」
　クリクリと乳首をこね回し、突き上げ、汗ばむ薔は笑っておりますが、

　「あ…っん、は、あっ…っ、」
　泣きながらナナは、無我夢中で彼へと擦り寄った。




　「わたしが好きなのはっ、薔、れすよぉ…っ、」

　ぎゅっ

　しがみついて、その胸へ顔をうずめると、堪えがたく愛おしい匂いがナナを包み込んで。



　「大好き……」

　どれだけ伝えようとも足りることはなく、だからこそ止め処ない切なさに息が詰まり、想いで窒息しそうだ。




　くしゃっ

　「ナナ…」

　やさしく名前を呼び、その髪をそっと掴むと、

　「だからって、こんなにも締めつけて、いいとでも思ってんのか？」

　彼女に見えないところではひどく苦しげに、薔は笑って言ったのでした。

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