※※第79話:Make Love(+Make Love!).1







 ナナは思わず、右手をどけようとしたのだけど、

 ぐいっ

 その手首は、捕まえられた。



 「なにやってんだ?まずはこっちだろ?」

 ツッ…

 「ん…っ、」

 濡れた右手を、薔は滑らかに舐めてゆく。




 クプ…

 ゆびは咥えられ、

 「あ…っ、あ…」

 カラダをふるわすナナは、ゾクゾクと疼き濡れる。



 ちゅっ

 吸いつくようにゆびを離し、

 フッ――…

 「どこまで濡れんだよ…、そんなに舐めてほしいのか?」

 薔は、笑って。



 「でもまだ、ゆびな…」

 ちゅぷっ…

 右手の愛液を丁寧にいやらしく、舐め取ったのだった。













 ピチャッ…

 とうとう、ナナは秘部を舐められ始めた。

 「あ…っ、や…」

 股のあいだ、やわらかな髪に少しゆびを絡め、

 チュッ、ジュルッ…

 舌を這わされ吸われたりと、それはやさしい刺激に堪らなくなってゆく。



 クリトリスもくちびるで挟み込んで、吸われたり、舐められたりして、

 「あ…っん!」

 けっこうすぐに、ナナはイけてしまった。




 小さく潮吹きが起こって、

 「はぁっ、はぁっ、」

 涙にも濡れながら、ナナは荒い息を繰り返す。




 「そろそろ俺も、舐めるだけじゃ足んねぇな…」
 濡れたくちびるをゆびで拭いながら舐め、

 カチャ――――…

 薔はベルトに、右手を掛けた。










 ナナは鏡の下方、少し突き出た台に乗せられてから、開かれた足のあいだ、


 ズッッ…


 一気に挿入された。



 「あん…っ!」

 カラダを反らし、薔の濡れたシャツを掴む。


 両足は持ち上げられ、

 「ふたりでもっと濡れるぞ、」

 グッッ…

 少しの間も置かす、薔は動き始めた。

[ 405/543 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る