※※第79話:Make Love(+Make Love!).1






 クチュ…

 そんでもってついに、醐留権はこけしちゃんの秘部に触れちゃっておりました。

 「ん…っ、」
 目に涙を溜め、こけしちゃんはシーツを掴み、

 「濡れてるんだが、もっと触ってもいいかい?」
 そう尋ねる醐留権先生は、けっこうな勢いで、限界でもあります。


 「んあぁ…、ダメだけどぉ、触ってほしいかもぉ…」
 恥じらいながらも、こけしちゃんは応え、

 「なら、ゆびを入れるよ、」

 醐留権はそうっと、ゆびを1本入れてみたんです。



 「んんんっ…」
 更にこけしちゃんは、涙を堪え、

 「入り口は見つかったが、痛くないかい?」
 優しく問いかけ、醐留権はゆびで広げるように動かす。



 「思ってたほどぉ、痛くないのぉぉ…」
 「そうか、なら良かった、」

 そうこうしているうちに、入り口から1本、入った。




 「んっ…あ…っ、」
 ビクッとふるえるこけしちゃんは、

 ぎゅっ

 きつくシーツを掴み、僅かに身を捩る。



 おぼろげながら、見ている姿はしなやかでございますので、

 「んっ…、あぁ…っ、」

 こんな可愛い声を聞いているうちに、醐留権はちょっとだけイけてしまった。



 こけしちゃんは頭の中が、真っ白状態。





 「舐めてもいいかい?」
 くたぁっとなった彼女に、醐留権は確かめて、

 「ん…っ、はいぃ…」
 涙混じりのこけしちゃんが答えてから、

 ピチャ…

 ソコへは舌が、触れたのだった。















 ――――――――…

 「美味しいーっ!」

 薔の作った料理を戴きながら、司ははしゃいでおった。


 いつもエロティックを担当するのはこちらですが、今回はかなりのほほんとしておりますねぇ。




 「なぁ、こいつはいつまでいんだ?おまえと何もできねえじゃねーか、」
 「ぇぇえ!?」

 …あれ?
 そうでもないのか?



 「花子ちゃんも食うーっ?」
 「おい、ちゃんと席に着いて食え。」

 花子を追いかけようとした司だったが、薔がすぐさま席へと連れ戻した。




 「あのねぇ、おれねぇ、思ってたんだけどねぇ、薔兄ちゃんて、いい匂いするーっ、」
 「いーから、さっさと食って寝ろ。」



 寝た後、何をする気だい!?















 ―――――――――…

 グッ…

 「んん…っ、」

 ついに、こけしちゃんと醐留権は挿入にまで至っちゃいまして(ちゃんとコンドームは着けております)、

 「もっと、ちから抜いて、痛かったら言いなさい、」
 汗ばむ醐留権が、こけしちゃんの肌を撫でて囁いた。



 「んぅ…っ、」
 必死でちからを抜こうとするこけしちゃんですが、なかなかうまくいきません。


 そんなとき、

 「男同士なら、アナルだからね、もっとちからを抜かなければならないんだよ?」

 ちょっと笑って、醐留権はそう言いました。




 「あぁぁ、萌えるかもぉ、」

 こけしちゃんの緊張も解け始め、

 「少し複雑でもあるが、悠香が悦ぶならよしとしよう、」

 ここは根気よく、醐留権は挿れてゆきました。


 なんてったってこけしちゃんは、初めてですからね!





 気づくとけっこう挿っておりまして、

 「無茶苦茶には動かないよ、今日は感じてくれればいい、」
 「ん…っ、」

 突くと言うより擦るようにして、醐留権はこけしちゃんの中を慣らしていった。





 ギシッ…

 ベッドはやはり、少し軋みまして、ようやくふたりはひとつになれたのでした。

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