※※第67話:Make Love!(+Fall).20






 その直後、

 ドサッ―――――…

 ナナはソファへと押し倒された。

 花子は恥ずかしさの余りかおねむさんなのか、トコトコとお部屋へ向かっていきました。



 「どーせ風呂行くしな、ここで濡れとくか、」

 クスッと笑って、薔はナナのくちびるへ、

 チュ―――――…

 くちづけた。



 「ん……っ、」
 ナナは瞳を閉じ、キスに応える。

 「はぁ……」
 セクシーな息づかいで、

 くちゅっ

 薔は滑らかに、舌を滑り込ませた。


 「はぁっ、はぁっ、」
 荒くなる吐息の間、濡れた舌を絡めてやさしく愛は浸透してゆく。

 「……っ、ん…っ、」
 しばらく、息も出来ないほどのキスをつづけていたが、

 「はぁ――――――――…」

 ゆっくりとくちびるを、離していった。




 「キスだけで、こんなに濡れたんだな…」

 クチュッ

 スカートの中、下着の上から触られると、どれだけ濡れているのかがわかる。


 「あ…っ、」
 思わずナナはビクッとふるえ、

 「足閉じんな。もっと開いて、曝け出しちまえよ…」
 ゆびは愛液を絡め、直へ直へと、伝ってゆく。


 「や…っ、ダメっ、」
 ぶるっとふるえているうちに、

 くいっ

 下を愛撫されたまま、上も露わにされ、

 「ダメ、つってるその声が、イイにしか聴こえねーんだよ、」

 プツ…

 薔は片手でブラのホックも外してしまうと、

 「待ってたみてぇに起ってんのが、その証拠だ…」

 ちゅっ

 乳首へとキスを落とした。


 「あ…っ!」
 本当に愛撫を待ちわびていたのだろう、ナナのからだは瞬時に跳ね上がった。

 「これ、邪魔だな、」
 くちびるを当てたまんま、呟いた薔は、

 くいっ

 秘部を撫でていた手で、下着を脱がしにかかった。


 「や…っ、あっ、」
 「素直に脱がされねぇと、引き裂いちまうぞ?」

 というわけで、ナナはふるえながらも従いまして。



 パサッ

 濡れたパンツは床へと、姿を潜めた。


 カリッ…

 「んあ…っ、」

 乳首を甘噛みされ、ナナは激しくふるえる。


 「はぁ……」
 薔は吐息で触れるように、肌をなぞってゆくと、

 「あぁ、おまえのここ、光ってグチョグチョになってんな、」

 開かれた足の間を、愛おしそうに見つめてから、

 ピチャ…

 舌を滑らせた。




 「あっ、あ…っ、ぁ…あっ、」
 ビクンッとしたナナだが、薔は足を開かせ容赦ない。


 「や…っ、舐めちゃっ…っ、あっ!」
 つまさきまでをもふるわして、ナナは薔の髪を乱してゆく。


 「んっ、あっ…っ、」
 舐められるほどに濡れて、濡れるほどに舐められてゆくため、

 「薔っ…、も、イっちゃ…っ、」

 瞳に涙を溜めまくったナナは、

 「ぁ、あ…っ!」

 ビクンッ―――――――…

 クリへの愛撫で小さく潮を吹いて、達した。

[ 245/543 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る