※※第61話:Make Love(ClimaxU).15






 プッ…

 「あぅ……っ、」

 ゆびは抜かれた。



 「ん……………」
 薔は深くキスを落としながら、ゆびに絡みついた愛液を、自身のに塗りつけてゆく。




 「はぁ…………」
 くちびるを離してから、しばし甘く見つめ合って、

 「おまえの中の熱を、壊れるほど感じさせろ…」

 クイ――――――――…

 薔はあしを掴み、開かせ、二週間ぶりにふたりはひとつになりました。




 「ああっ!」
 挿れた瞬間、またしてもナナはイけた。

 「キツっ…っ、」
 切なげな表情で、薔は時間を置くことなく動き始める。





 グチュッ…

 「おい、ナナっ、いきなり締め付けすぎだ、イっちまう…っ、」
 とは言っても、これは快楽の果てしない果てへの相乗効果で、

 「やだ…っ、薔っ、それ、すごくエッチですよぉ…っ、」
 カラダじゅうを湿らせ、ナナはうっとりと彼を見上げる。


 「…っく……っ、」
 薔は歯を食いしばったが、

 「あ…っ!」

 発射してしまった。



 「あっ、熱いのが…、いっぱい…っ、」
 ドクドクと注ぎ込まれるソレを体内で感じ、ナナのカラダには次々と汗が伝ってゆく。


 「かわいいこと言ってんな…」

 プチュッ…

 「あぅ…っ!」

 混ざり合ってグチャグチャになるソコは、更に激しく乱されていった。





 「はぁっ、はぁっ、」
 繋がって動いていると、カーテンの外はだんだんと明るくなってゆく。


 …ッ、パチュッ…

 ベッドは乱れきって、濡れて、ギシギシと軋む音がエロティックを助長する。


 「ん……っ、」
 繋がったまんま何度キスをしたのか、数えきれないほどで。



 クチュ…

 下半身と一緒に舌も切れるほどに絡めあって、

 とろっ

 唾液で繋がったまんま、くちびるを離すと、

 グッ…

 薔はこれでもかというほど、深く熱く突き上げた。


 「あぁ――――――――…っ!」
 ナナはぎゅっと、彼にしがみつく。



 「離さない…っ、ナナ…、おまえはずっと、俺だけのモンだ…、っあ…っ、」
 抱きしめながら、薔はビクンッとしたが、
 「離さないでくださいっ、薔っ…!」
 ナナは無我夢中で泣きながら、愛を返したのでした。



 となると収縮も増して、

 「く…っ、」

 耳元でセクシーに、薔が限界を感じているのでね、

 「あっ、あ…っ、あ、あっ、」

 ナナも限界を超えちゃいまして、

 「あぁ―――――――…っん!」

 ビクン―――――――…

 幾度目かの絶頂を、迎えたのですな。




 「あぁ…っ!」
 ほぼ同時に薔も達して、ようやく抜いてみると、

 コプッ…

 グショグショに淫れ濡れたソコから、互いのが混ざって滴り溢れた。

[ 166/543 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る