※※第61話:Make Love(ClimaxU).15







 ベッドの下に、ふたりの衣服やなんかはすべて身を潜めている。


 ギシッ…

 ベッドは軋んで、一糸纏わぬ姿のふたりを、艶めかしく浮かべて。

 時刻は3時をまわっているのだけど。



 「寝かせてやんねーから、覚悟しとけよ。」
 「はいっ!」

 ふたつのカラダはひとつに重なっていった。









 ちゅ…

 首筋からくちびるは、伝い落ちてゆく。

 「…んっ、あ…っ、」
 ナナはきつく瞳を閉じ、動きを感じ取る。


 「乳首だけでイけそうじゃねーか?」
 薔は両手で胸を弄りながら、覗き込むようにして囁きかける。

 「も……、イっちゃう…っ、」
 目にいっぱい涙を溜めて、ナナは熱い息と共に応える。


 「ゆびで弄っただけでも、すげぇ感じるだろ?」
 この言葉の最中にも、

 「んあ……っ!」

 ナナはイけてしまった。




 「朝までに何回おまえがイくか、数えてみてぇな…」
 「ゃ…っ、あ…」

 一度達しても、性欲は膨れ上がって。


 「ほら…、舌で転がせばふるえるほど、硬くなったぞ……」
 その欲求が最高潮になった頃、

 チュ――――――――…

 薔は乳首へと、キスを落としたのでした。



 「ぁっ、あ、あ…っ、」
 舐め上げられると本当に、張り詰めた乳首はふるえるほどに。


 「や…っ、吸っちゃ…っ、あっ…っ!」
 ビクンッと跳ねると、またしてもナナはイけてしまったようで。


 「吸ったらヤラしいの、いっぱい出てきたろ?」
 乳房の上でくちびるを動かしながら、

 「ここ……」

 クチュッ

 薔は濡れた秘部へと、ゆびを当てたのでした。



 「あ…っ、」
 そうこうしているうちにも、じわじわと溢れ出して、

 ヌルヌルとゆびを動かすと、

 グチュ―――――――…

 薔はなめらかに、ゆびを膣部に滑り込ませた。



 「あぁ…っ、あっ、あ…っ、」
 グチュグチュッと抜き差しされながら、ゆびは増やされてゆき、親指ではやさしくクリも愛撫されている。


 「しばらく挿れてねーから慣らそうと思ったが、もうゆび3本も咥え込んだぞ?」
 音は非常にいやらしく、聴覚も刺激され堪ったものではない。

 「んあ…っ!そんなに…、そこ…っ、」
 ビクビク反応しながら、ナナが甘い声を振り絞ると、

 「あぁ、こっちも可愛がってやんねーとな、」

 ちゅっ…

 はい、胸も弄られ始めちゃいました。



 「やっ、あっ…っ、」
 快感が走り抜け、ナナは思わず薔の肩を掴んでいた。


 サラ…

 やわらかな髪も、肌を撫でゆく。




 「もうっ、ダメ…っ、」
 薔の肩の上で、両手をきゅっと握りしめ、

 「あああぁぁ…っん!」

 ナナは達した。

[ 165/543 ]

[前へ] [次へ]

[ページを選ぶ]

[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]


戻る