闇より深い、愛で。
「どういう、ことですか?」
そして漣は、門前払いを受けていた。
「あんたさぁ、顧客データが全部デタラメじゃん?そんないい加減なヤツ、こんなとこくんなよ。帰れ。」
支配人は偉そうに言うと、入り口のドアを閉めた。
「僕は…っ!僕は…、」
ドアに拳を当て、苦しそうに息を吐く、漣。
そのときだった。
漣の目の前に、一枚の紙切れが舞い降りたのだ。
まるで、雪のように。
「―――――――――…」
おもむろに拾い上げてみると、そこにはただ一言が、走り書きされていた。
“たすけて”
「だれ…?」
見上げた漣の瞳には、聳え立つ建物しか映らない。
開いている窓など、ひとつもない。
仄暗い寒空からは、本当に雪が降り出しそうで。
「…使いたくなかったけど、もう、やむを得ないよ。」
苦しそうに言った漣は、コートのポケットから携帯電話を取り出した。
「う…っ、…ゴホッ、」
口内に発射された精液を、むせながら咲は吐き出した。
「あ〜あ、こぼしちゃったよ、」
呆れたように言って、射精した男は咲の髪を掴む。
「はぁ…っ、はぁ…っ、」
咲は濡れたくちびるから、擦り切れた息を吐いている。
「エロいカオだなぁ、止められてさえなかったら、殴ってやりたいとこだ。」
男は笑うと、勢いよく手を離した。
「や……っ、あ………」
そのまま咲は、後ろから挿れている男へともたれかかる。
彼のを咥えている男は激しく口で扱きながら、伸ばした両手で乳首を痛々しく弄る。
「やめ……、痛っ……」
せきをきったように、咲の目からは涙が溢れ出して、
「やだあぁぁ……っ!」
声の限りに彼は叫んだのだが、男達は誰一人、止めようとはしなかった。
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