闇より深い、愛で。







 「んん…っ!ん…っ、んっ、」
 猿轡をされた咲は、両手首を繋がれたまま、四つん這いになって乱暴に突かれていた。
 引き裂かれたシャツは脱げかけ、華奢なからだは汗と精液で濡れている。


 犯され始めてから、どのくらいの時間が流れたのか、何人に嬲られ射精されたのか、まったく覚えていない。
 咲の感覚は、とうに麻痺している。



 周りの男達は、ムービーにおさめたりと興奮状態だ。




 「すげぇ、こいつ、女よりイイぜ?」
 今まさに、ねじ込んでいる男が汗を流し息を荒げると、
 「はやく代われよ、」
 周りは不服そうにこぼした。


 「まだ発射してねェんだよっ、」
 そう言うと男は、急かすように腰を振り出して、

 「んんんっ!」
 自由のきかない手で必死にシーツを掴む咲は、揺れながら苦しげに涙を流す。


 「あ…っ!」
 男は何度かに分けて放ち、勢いよく抜いた。

 白濁した液が、細いあしを滴り落ちる。


 「ん…っ、ん……」
 泣きながら、あしを閉じようとした咲だったが、
 「あ〜あ、だめだよ、閉じちゃ。次はおれだから、」
 別の男にまた開かれ、無理矢理挿入された。

 「んん―――――――…っ!」
 腰を持ち上げられたまま、シーツにかおを埋める、咲。

 「ほんと、やばっ、」
 男は夢中で、動き始める。



 「んっ、ん…、んん…っ!」
 シーツは濡れてゆく、咲の涙でも。




 「う……っ!」
 またしても、射精は終えて。



 「ん………っ、んん………」
 止めどない涙を流していた咲は、

 グイッ

 乱暴に横たえられた。




 「どーせならさ、何人かで犯ろうぜ。」






 ベッドに繋がれていた鎖は外されたが、手枷は付いたままだ。
 ぐったりした咲は、抱きかかえられ。

 ベッドに座り、後ろから抱くようにして一人の男が挿入した。

 「んんん―――…」
 悶える咲は、後ろの男にあしを開かれ、その間にもう一人が顔を埋める。

 「んっ、んん……っ!」
 挿れられ、咥えられて、はだけた胸元も弄り出された。


 「…っん、ん…、ん…っ、」
 痙攣したように、震えていた咲は、

 シュ――――…

 状態変わらぬまま、猿轡を外されて。

 「ぁ…っ、あ……」
 濡れて虚ろな瞳の前に、そそり屹つモノを突きつけられた。

 「男のコレ、好きなんだろ?しゃぶれよ。」




 「や………」
 咲は声を振り絞ったのだが、
 「こいつ、声も女みてーだな。」
 笑った“持ち主”は、彼の口をこじ開けて無理矢理押し入れた。


 「んっ、ふぅ…っ、」
 吐きそうで仕方ないが、口内に精液は流し込まれる。




 死にたい、と思う意識の中においても、咲はただ、漣のことだけを想い続けていた。

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