恋して愛してバレンタイン







 「…………っ!」

 ドプッ…

 避妊具の中に、精液は出された。




 「ぅん…っ、」

 こけしちゃんはゆっくり、くちびるを引いてゆくと、

 「あれぇぇ?またおっきくなったぁぁ…」

 ゆびでツンツンした。




 「こら、悠香、」
 「次のもあたしがぁ、着けていいのぉぉ?」
 ぶるっとふるえた醐留権でしたが、やっぱり彼女にお願いしたんだとさ。

















 ――――――――…

 ピチャッ…

 やがて辿り着いた秘部は、露にされて舌が這う。


 「あ…っ、あ、薔っ、そこぉ…っ、」
 持ち上げられたつまさきまで、ナナはビクビクと天に向かわせ、

 「ここが一番、甘ぇんだろ?」

 すぐ上で、彼は吐息を吹き掛けた。

 「その証拠におまえの蜜で、グチョグチョになってるよ…」










 「あ…っん、ぁ、」

 それにもまた感じ、溢れさすのに。


 「中の動きも可愛いな、ここには俺のが相応しい…」
 そして薔は再び、ソコを舐めにかかった。

 「はやく繋がりてぇとこだが、こんだけ濡れてりゃ、舐めずにはいられねぇな、」

















 ――――――――…

 ズッッ…

 こけしちゃんは上になって、咥え込んでいた。


 「遠慮せずに、もっと腰を落としなさい。」
 「だってぇ…っ、いっぱいぃ…っ、」

 ゆっくり挿ってゆくんだけど、狭いし締まるしで、かなり限界だったため、

 「一気にいくよ、」
 「んえぇ…っ?」

 こけしちゃんの腰を掴んで、醐留権が落とさせた。

 ズ…プンッ――――…







 「あ…っ、あぁぁ…っ、」
 ビクビクとふるえる、こけしちゃん。

 「……っ、どちらにせよ、きついね…」
 醐留権はすぐに、動き始める。








 「そこぉ…っ、深いぃ…っ、」
 「ここがいいのかい?」

 ミチッ…

 「んんん…っ、や…ぁっ、」

 突かれて収縮は増して、ふたりして腰を動かしていると、

 「もぉ、イくぅ…っ、」

 泣きながらこけしちゃんは、達していた。

 「あぁ…あぁっっ!」







 「これはまた、眺めがいい…」
 「あ…ぁっ、あ…っっ、」

 それでも醐留権は、休む間もなく突きますんで、

 「あぁぁっっ!」

 またまたこけしちゃんは、イってしまった。






 「く…っ!」
 ようやく、コンドームの中へと醐留権は出します。




 そして、

 ぎゅっ…

 「あぁっ、あ…っ、あぁぁっ、」
 動きをちょっと緩め、ふたりは抱きあった。


 「中に感じても、美味しいのかい?」
 「ん…っ、もちろんぅぅ…っ、」


 なぜならその味わいは、究極の悦びだから。

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