飼われたがりの彼女
ジュプッ、ジュポッ…ヌグッ、グチュッ――…
「んっふう…っ、んん…っ」
私は一心不乱に、彼を吸い上げる。
片手は自然とフェラチオに連動して、ナカを玩具と共に乱していた。
ベッドのうえに座って彼を深く咥え込み、現実味のあるものは何もかもが麻痺してゆくようで私は夢中になった。
リアリティの全てが、彼だった。
そして飲み下した媚薬よりも、遥かに甘いものも、彼だった。
グッッ――――…
後頭部を押さえつけて、彼は自らも動いて喉へと当ててくる。
「んんんっっ!んっ…ぐうっ」
私は噎せそうになりながら喉を鳴らし、ゆびをナカで素早く動かし達していた。
口内で、熟れた舌は増した硬度をいっぱいに感じ取る。
「そろそろ指と玩具……抜いてくれる?」
ふと乱れた息を零れさした彼は、私に至上の期待を抱かせた。
まだまだ何度も喉へと突き当てられているなかで、私はまずゆびを抜き、コードを引っ張ってローターを抜きスイッチを切った。
蕩けた愛液は糸を引き、玩具と繋がりつつシーツに垂れ落ちる。
彼は腰を動かしながら全ての服を脱ぎ捨ててゆく、私は追いかけるようにしてどれを脱ぐ最中でもずっと彼をしゃぶり続けていた。
「んっっ……はっっ、あ…っ」
ぶるんっと口から抜かれた彼のアソコは先ほどよりも断然猛々しくなって、魅入る隙も与えられずに私はベッドへと押し倒される。
アナルプラグを抜く間も与えられなかった。
黒い首輪は汗にじっとりと湿って、弧を描いた鎖はシーツにぶつかり跳ねた後、妖艶に滑っていった。
「あっあ…あっ、あ…っん」
両手で乳房を揉みしだかれてから、私は一気に挿入された。
ズプッ――――…!
「あ…っっ!」
淫らにされすぎた躰は、挿れられただけで達していた。
ナカが彼のアソコでいっぱいになる、愛液で潤滑が良くなっていれどもギチギチなくらい彼だけになっている。
ズッ…ズプッ、ズプッッ…ズチュッ、ズチュンッ――…
「今日も濡らし過ぎたな……すっげえ絡みついてくる」
滑らかに腰を振り始めた彼は初めから私の子宮目掛けて突き上げ、笑った。
カーテンが引かれて、昼間なのに薄暗い部屋のなかで、彼の額に汗が艶めいて見える。
「はっあ…っ、あんっあっ、ご主人っ……様ぁ…っ」
シーツのうえでゆさゆさと動く私は、麗しい恋人を上擦った声で“ご主人様”と呼んだ。
飼われている気分に満たされ、膣内は彼の陽物に充たされる。
彼は速度を上げてGスポットを執拗に擦ると同時に最奥へと当ててくるから、
「あああっ…――――…っっ!」
ビクンッ……と躰を弓なりに反らせた私は、絶頂を得た。
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