飼われたがりの彼女
グヌッ、グリッ、ジュプッ…グチャッ…チュグッッ…
「はあっ、はあっあっ、あっ…ああんっっ、あっあん…っ、あんっ」
私は躰を反らして、玩具と一緒になって自分のゆびでヴァギナを乱した。
蜜はたらたらと止め処なく溢れだし、つまさきで引っ張るシーツはすでにびしょ濡れだった。
「胸ももっと乱せよ」
カメラを回すきれいなゆびさきではまだ一度も触れてはくれずに、彼は妖しく笑いながら命じてくる。
笑い声が男らしく、それでいて艶やかで、私をより痺れさせた。
「んっあ…っん、あっあ…っ、ああっあっ、あっうっ…ん」
私は努めて、胸を荒々しく揉みしだく。
揉みながら乳首をゆびで弄くり回す。
「あああっあっあっあ、いっ…やああ…っあんっ」
とっくにおかしくなっているのかもしれないのだけど、えもいわれぬ気持ちよさが突き上げて、唾液を一筋煌めかせて垂らした私は激しく躰をふるわせた。
「あああっっんっ!」
ナカでグリグリと動いていたゆびが達した瞬間にも膣口を拡げさせ、潮を飛び散らせる。
ぶるんと揺れ動いた乳房を、跳ねた鎖が叩くようにして再度揺らめかせた。
「は…っあっ、はっ、はあっ…あっ、あっ…あっあっ」
私は全身を痙攣させて、とっさに胸から離した手で懸命に、体勢を崩さないようにと濡れたシーツに掴まっていた。
「……食事の時間だな」
腕時計をちらりと見やった彼は、カメラを止める。
私はその不意に零れた言葉に、さらなる狂熱を帯びさせた。
この部屋に時計はない、私の時間の管理も全て彼がしている、淫靡をしている最中の“食事の時間”とは本来の意味を成しているものではなく特別な意味合いを持っていた。
「口開けて?」
新しい媚薬の瓶の蓋を開けて、彼は私の顎をグイと持ち上げる。
「ん…っ、あ…っあっ」
膣内でぐるりとゆびを動かせた私は、快感にふるふるとふるえてしまう口を力いっぱいに開いた。
そこへ、ピンク色をした甘い媚薬が流し込まれる。
余すことなく私は嚥下し、体内は卑猥な熱をまたしても継続させる。
空になった瓶はナイトテーブルの上で数を増して、彼は私の目の前で陽物を露にしていった。
“食事の時間”とは、つまりはそういうこと――彼を味わえる時間を意味している。
「指は入れたままでいいよ」
彼は私のあたまを撫でて、欲しがる気持ちを引き寄せた。
ズッ……と私はシーツのうえに脚を滑らせて、屹立していた彼と向き合った。
私の淫らな姿を見ながら興奮して、硬くしていたのかと思うと気が遠くなるほど愛おしくて、頬を擦り寄せてから私は彼のアソコへと舌を這わせていった。
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