愛液テディベア
「ん…っ、も…っ」
じっとりと湿った視線を彼に向けると、私は自らぬいぐるみを抜いた。
「あっ、ちょっと……」
陽斗はいきなりの行動に少し驚いたようで、そのままテディベアを手にしている。
ドサッ――――…
そんな彼をここぞとばかりに押し倒すと、私はもう我慢がならず跨がって先端を入り口へと手繰り寄せた。
「今夜は生でいいの?」
濡れたぬいぐるみを抱っこして、陽斗は私を見上げてくる。
彼のあそこは屹立して湿って、私の中に挿る瞬間を辛抱強く待っていたようだった。
「うん……だって、陽斗の……欲しいんだもん……」
私はゆっくりと、彼のを咥え込んでゆく。
「参ったな、俺もうすぐにでも出ちゃいそうなんだけど」
困ったような陽斗の微笑に、私はますます興奮し、昂った。
いつもは私が抱きしめながら、たくさん突かれるというのに、今夜は彼が抱きしめている、淫れたぬいぐるみを。
「“お手柔らかによろしくね?葵ちゃん”」
乳首を弄くった前脚をフリフリと動かして、陽斗はテディベアの振りをして言った。
ズッ、ズプッ…ズチュッ――…
「や…っも、それ…っ、反則っ……」
奥まで咥え込んでしまうと、テディベアを抱きしめる彼の両腕に掴まって、私は腰を動かし始めた。
「あっあ…っん、あ…っあっ…あっん」
上下に動いて、彼のを出し入れする。
気持ちいいざらつきを擦られながら、奥へと突き上げられて私の中は収縮する。
「全然見えない……せっかく葵が自分から腰振ってるのに」
ぬいぐるみを抱きしめているために結合部を窺えない陽斗は、不服そうに唇を尖らせた。
ズチュッ…ズプッ…パチュッ…
「音はこんなにもエッチなんだけどな……」
息を上げる彼のためにも、私はより一層、淫音で刺激できるようにと努めて動く。
「んっあっあ…っは、あ…っ、あ…あっあんっ」
ゆさゆさと揺れ動く乳房から、汗が不意に飛び散る。
それはぬいぐるみへと、猥りがましい染みを作っていった。
「あ…っ、イく…っ、イっちゃうよ…っ、陽斗っ……あっっ!」
私はきつく彼の腕を掴みながら、達した。
艶かしく、乳房が小刻みに揺れ動く。
中は一気に収縮し、感じた陽斗もぶるりと躰をふるわせた。
「もう俺、限界……」
何とか堪えた彼はぬいぐるみを、傍らへと放る。
結合部はよく見えるようになり、まだオーガズムを継続させている私は両手を取られた。
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