愛液テディベア
ヌプッ…ズグッ…グチャッ――…
「や…っあっ、あ…っ、ああ…っあっん」
無理矢理の抜き差しにも、躰は忘我の境にいた。
ちょっと痛いのもまたくせになりそうだ。
自分の中に、ぬいぐるみの脚(いわゆる後ろ脚)が歪な動きで出たり入ったりしている。
愛液が染みついて、纏われて、艶を帯びたテディベアの脚を大好きな彼が動かしている。
我を忘れて喘ぎ、夢中にならずにはいられない。
「やっぱり、硬くないとスムーズにはいかないね」
陽斗はぬいぐるみを動かしながら、肩や首筋へとキスをしてくる。
確かにぬいぐるみの抜き差しでは、動きはどうしても時折詰まった。
彼の言葉に、私は彼のを挿入してほしくて堪らなくなる。
ざらざらした、中身はただの綿ではなく、硬く大きくなった彼ので奥まで突いていっぱい出してほしくなる。
「あっっん!」
欲しがる気持ちにも攻め立てられ、私は達してしまう。
ジュププッ――――…
「またいっぱい濡れてきたよ?」
少し引き抜いて、ぬいぐるみに染みても尚滴るほどの秘部へ視線を落としながら、陽斗はくすりと笑う。
彼の肌を伝う汗が色っぽくて、私は息を呑む。
「何せ中を擦ってんのは、葵の大好きなぬいぐるみだもんね?」
テディベアの脚は再び、音を立てて押し込まれた。
大好きなぬいぐるみで中を擦られていっぱい濡らしているのではなくて、大好きな彼にぬいぐるみを使って中を擦られているからいっぱい濡らしているんだけどな。
「あ…っんあ、あ…っ、は…っあ」
そろそろ伝えてあげようか……なんて思っていると、テディベアの前脚のほうで乳首を弄られた。
後ろ脚で中を乱されながら、前脚でクニクニと乳首を弄られる。
「やばい……俺も今度ぬいぐるみ見たら、勃っちゃうかも」
私の淫らな姿を見つめて、陽斗は息を乱す。
自分の性癖が彼に移ったような感覚に、私は恍惚を覚える。
ズプッ…ヌグッ――…
「あっあ…あっ、は…っ、陽斗…っ」
相変わらずぬいぐるみは、私の躰をまさぐり、淫靡を誘い出す。
「あ…っっ!」
ビクリとふるえて、達した私の声は薄明かりの灯る寝室へと濡れたように響いていった。
中へ入ったテディベアの後ろ脚は、じわじわと卑猥な液を染み込ませていった。
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