※※第354話:Make Love(&Nirvana).214
チュグッ――…グチュグチュッ…
2本ずつ、膣に入って、交互に抜き差しされる。
「蕩けてるおかげでスムーズに動くな?」
乳首から口を放した薔はくすくすと笑い、濡らした乳首を吐息でも刺激した。
「んんん…っ、」
感じたナナは口内深く舌を入れられ、ますます淫乱に感じてしまう。
舌を甘く噛んで引っ張った薔は奥深くを探るみたいに、妖艶に舌を動かす。
たらたらと垂れる愛液はベッドに早くも水溜まりを作っていた、最初からベッドにいたのかは定かでないのは夢のなせるわざである。
キュッ……と後ろの彼に乳首を摘まんで引っ張られ、ふるふると迫り出したそれを前の彼に吸って扱かれる。
ヴァギナに入ったゆびはつかえることもなく、Gスポットを愛撫したり、中を押し拡げたりする。
鮮明なひくつき具合は、ナナも感じ取っていた、ということはつまり、眠りながら彼女はいやらしくなっているということだった。
ふたりの親指でクリトリスを弄くり回され、我慢ができなくなる。
ヌルヌルに濡れた陰核はぴちゃりと汁を飛ばし、ぷっくりと膨れ上がる。
「ん…――――――…っっ!」
ナナは達している最中に、服も下着も脱がされていった。
膣からゆびを抜かれる感覚は妙にリアルだった、おそらくいつも感じている行為はリアルに感じられるのだろう。
濡れている乳首の快感も、やはり甘美な生々しさを帯びていた。
「ナナ?こっち……」
「あっ…んっ、あ…っ、」
一糸纏わぬ姿にさせてからあたまをよしよしして、後ろから抱きしめていた薔はそっと手を放し彼女をベッドに横たえていった。
「脚は閉じんなよ、」
前で彼女を弄んでいた彼は脚を持ち上げ、恥ずかしい格好を維持させる。
揺れ動いていた乳房をふたりに揉みしだかれ、ビクンとふるえたナナは口許に当たった彼のモノを率先して咥え込んだ。
ヌッッ…チュプッ――…
同時に、大胆に開かされた脚の間に優しく吸いつかれる。
「んっは…っ!?あんっ…あっ、」
子宮までびりびりしたナナは思わず口を放してしまい、強引に再び咥え込まされた。
「勝手に離しちゃダメだろ?」
髪にゆびを絡めて、薔は言い聞かせる。
「咥えた途端、やたら可愛くうねったな?」
いったんくちびるを放し、入り口にゆびを当てた薔はくぱりとソコを開く。
快楽はどちらか一方に持っていかれることなく、連動していた。
フェラチオが大好きなナナは膣を収縮させて、喉を鳴らす。
ゆびを入れて抜き差ししながら彼は秘裂を舐め回し、しゃぶらせながら胸を揉みしだいた。
[ 75/202 ][前へ] [次へ]
[ページを選ぶ]
[章一覧に戻る]
[しおりを挟む]
[応援する]
戻る