※※第349話:Make Love(&Sex aid).50
どさりと押し倒されたナナは、先ほどとは反対側の肘掛けに頭を乗せている。
どちらにせよ彼に捕らわれていることに変わりはない。
「や…っあっ、待っ…っ、まら…っ、お尻…っ、」
アナルからバイブは抜かれず、入り口に当てがわれる。
腰は高く持ち上げられて、すごく恥ずかしい体勢を取らされる。
「ん?……それがどうした?」
特に問題はないといった不敵な笑みを浮かべると、薔は一気に挿入した。
ズッッ――――――…!
「あああああっっ!」
初っぱなから最奥に突き当てられ、ナナは絶頂を得る。
前も後ろも責められ、キュウキュウと締めつけている。
「待たれても困るくせに、嘘つくなよ……」
彼は彼女が切望していた激しいピストンを与えた。
玩具とは比べものにならない快感をヴァギナに感じて、同時に玩具の快感をアナルで感じている。
ゆさゆさと揺れ動いていた乳房は両手で鷲掴みにされ、揉みしだかれた。
乳腺への刺激も乳首への刺激も、迫り来る。
「あっあっあっあっあっあ、あっっ…ああっ、あんっ、あ…っあっあっ、っあん…っ、」
宙で脚をふるわせていたナナは喘ぐばかりになり、髄まで切なく甘く疼かせた。
オーガズムは荒波のように体内へと打ちつけられる。
「あああ――――――…っっ!」
びくんびくんと戦慄き、彼女は絶頂を得た。
きつく狭まり、圧迫されて、アナルからバイブは抜け落ちる。
「スムーズに抜けたな?」
腰の高さを変えて過激に突き上げた薔は、悪戯っぽく笑いくちびるにくちびるを寄せた。
「んんん…っ、あっやっ、ん…っ、薔ぅ…っ、」
涙目で、縋りつくように彼のシャツを掴み、ナナは何かを訴えていた。
中は甘ったるく収縮をする。
シャツがはだけて覗く美しい胸に、たくさんキスもしたくなる。
彼に淫されるとどうしても、貪欲になってしまう。
「大丈夫だよ、おまえがいくら締めても、俺はおまえの中にいる……」
囁いた薔はその健気なくちびるを奪った。
彼だけは搾り取りたくて、彼女の中は収縮をしながらどこまでも吸い寄せている。
「んっはん…っ、ん…っんっ、」
舌を入れられ口内を愛撫されるナナは、何度でも昇り詰めた。
パンパンパンパンパンッッ――――…!
躰は激しくぶつかりあい、淫靡な体液が飛び散る。
「んんんんんっっ!」
一所懸命に舌を伸ばしていたナナは、絶頂を得た。
直後に、舌を甘噛みされ、咬み千切られるかと思った。
柔和な感触の中には、棘よりも鋭利な激情が隠されていた。
「……っ!」
薔も、射精をして彼女の中へ勢いよく迸りを注ぎ入れる。
子宮まで彼の鼓動に満たされ脈打つ。
収まりきらない白濁は早くも溢れだしていた。
「ん…っ、ぁん…っんっ、ぁっんん…っ、」
ふたりはくちびるを重ねたままで、体液を攪拌させていった。
どれだけ濡れても足りないのは、彼に抱かれているからだった。
…――Your lips are only for me.
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