※※第３５５話:Make Love(&Gratification).215

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　｢はあ…っ、あっ…ぃや…っあっ、やああ…っ、｣
　緩やかな動きに焦れるナナは玩具を外された乳首にキスをされて、すごく感じてしまう。
　そこはとても敏感になっている。
　｢おまえこそ嘘つきじゃねぇか、どこが嫌なんだよ、｣
　乳首を舐め上げた薔は中で角度を変えるように腰をちょっと上げさせて、突き始める。
　足枷がジャラジャラと音を立てる。

　｢あああ…っ!?あっ…はああ…っ、｣
　つまさきをビクビクさせたナナは子宮まで切なく痺れて、彼を求めた。
　｢あ……｣
　いきなりきつく締められた薔は感じたようで、乱れた息を上げる。


　ズッｯ――――…ズプンｯ…ｯ…

　蕩けた体液はたっぷりと、出し入れされる彼に絡みついていた。
　脈動はだんだん速くなっても、動きはあくまで緩やかだ。


　｢あっっうう…っ、あ…っ、｣
　胸を揉みしだかれ、乳首に吸いつかれたナナは背中を愛撫されながら手の拘束を解かれていった。
　このままいくと、足枷は残っている状態で彼に突かれることになる。

　｢あ…っっ！｣
　何だかんだで気持ちがよすぎて、ナナはオーガズムを得た。
　その瞬間にするりと、両手が自由になった。





　｢まだ嫌か？こういうの……｣
　薔は緩やかな腰づかいで、膣を擦り最奥を突く。
　｢んんん…っ、あん…っ、｣
　彼にしがみつくことができたナナは懸命に、首を横に振った。
　足枷は嵌められたままで彼に責められるのもまた、えもいわれぬ興奮となっている。

　｢ほら、解かなかったから……足だけ不自由なままだ、｣
　足首を撫でた彼はまた胸にキスをして、乳首をくちびるに挟んで扱いた。
　硬い乳首はますます硬くなり、濡れてふるふると迫り出す。


　｢あっ…あっ、あん…っあっ、薔ぅ…っ、｣
　｢ん？｣
　足枷を解いて欲しいと訴えるつもりはさらさらなく、潤んだ瞳で彼を見上げたナナは懇願した。

　｢これ…っ、好きっ…れすが…っ、もっと…っ、して…っ？激しくっ……突いてぇ…っ!?｣

　緩やかなのも気持ちがよくても、いかんせん焦れったくて気絶してしまいそうだった。




　｢…――――ったく、仕方ねぇな……｣
　可愛さに触発されて、薔は彼女の腰を両手で掴み引き寄せた。
　｢え…っ!?あ…っ、｣
　シーツを滑ったナナの躰は、彼を深く咥え込む。

　足枷が足を引っ張らないよう、膝が曲げられ彼女の躰が強引に引き寄せられた。


　パンッｯ――――…！

　｢あああっっ!?｣
　初っぱなから激しく突き当てられ、体液が飛び散り、彼の腕を掴んだナナは躰を反らした。

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