※※第41話:Make Love!(&Cosplay).6





 「えええええ!?そりゃ確かに、可能ですけどぉ!」
 真っ赤っかのナナは、

 グイ――…

 うつ伏せにされた。


 「黙って、ちから抜いてろ。」

 後ろから、耳もとで、薔が囁く。


 (ち、ちからを抜けと、おっしゃっても、)
 緊張はしてしまう。



 「そのまま待ってろ。」
 こう言い聞かすと、薔はいったんベッドを降りた。


 (あれ……?)
 言われた通り、そのまんまの体勢でナナが待っていると、

 「借りるぞ。」

 なんと、薔は、コスメセットのなかからローションを取り出してきたのだ。



 「こんなん入れとくとは、細宮もなかなかやるな。」

 いちおう、教育者だけどね。



 ギシッ

 再び薔が、ベッドに乗ってくる。


 ゴク…

 またしてもナナは、息をのむ。


 「やりやすいよう、ケツ突き出せ。」
 この指示に、素直に従ったナナは、はじめてのカッコになった。


 スカートがまくり上げられ、下着は下ろされる。


 「すこし冷てーやつだが、ガマンしろ。」

 ローションは、塗り込められた。




 「ひゃああ…っ!」
 とんでもなくナナは、ビクッとした。

 「あ…あっ、あ…っ、そんなトコに、ゆび…っ、」
 きつく瞳を閉じて、ふるえつづける。


 「痛てぇか?」

 グチュグチュと抜き差ししながら、やさしく薔が問いかけて、

 「い、痛くは、ない…っ、です……」
 ナナはふるえる声を、振り絞る。



 かき乱し続けながら、いろいろと外される音もして、

 「もう、大丈夫だな、」

 ゆびは、抜かれた。



 「ちから抜いてろよ?」
 「は、はい…、」

 グッ―――…

 ゆっくり、滑らかに、挿入が始まりました。



 「んやぁあ…っ!」
 はじめての感覚に、ナナは悶える。

 「おい、こっちのがキツいんだ。あんま動くと、すぐイっちまうだろ?」
 「だっ、てぇ…っ、」

 ビクビクとしながら、涙を溜めているナナですが、

 「痛てぇなら、抜く。」

 この言葉に、

 「ぃやっ、抜かないで…っ、」

 ちゃんと応えられた。



 「あぁ、いい子だ。もう挿ったぞ?」
 やさしく薔がナナのあたまを撫でると、なんと、全部挿入されていたんです。

 「ゃ…、っん、」
 ぶるっとふるえる、ナナ。


 「あ……、すげぇ、締め付けてくんな…、」
 熱い息を吐いて、

 「ゆっくり、動くぞ、」

 薔は動きだした。





 「やっ、ンっ、だめっ、薔っ、あつい…っ、」
 ベッドにしがみつくように喘いでいたナナは、

 グイ

 挿れたまんま、抱き上げられた。

 「あっ、ゃ、んっ、」
 カチューシャが外されて、ナナの髪は乱れ落ちる。


 「おまえの…、ここも、あついよ…、」
 淫れた息で囁いた薔は、

 シュル――…

 ナナの首もと、リボンを解いた。


 プツ―…

 ボタンが外されてゆく。


 「ンあっ、だめっ、」
 それでもまったく抵抗とかはしないので、

 シュッ、

 前方、左右に分かれたメイド服は、ナナの肩を滑り落ちた。

 肘のあたりで止まって、つぎにブラが押し上げられる。


 チュ――…

 薔はナナの肩にキスを落としながら、乳房を愛撫し始めた。


 「ゃん…っ、そこ…、だめぇ、」
 「だめじゃねーだろ?」
 きゅっと、乳首を摘まれる。

 「ッく…ぅん…っ!」
 激しくカラダを反らせたナナは、もう少しで、

 「薔っ、イっちゃう…っ、」

 達せそうである。


 そのとき、

 「なら、一緒にイくか?」

 耳もとでふっと、囁きかけた薔も、

 「俺も、もう、イキそう、なんだよ…、」

 限界のようである。



 「えっ……?」
 うっすらナナが瞳を開けると、

 「……くっ、」
 さらに奥深くへと、当たるようになった。


 「あンっ!すごっ…、イイ…っ!」
 過激なまでに反ったナナの背中には、薔の胸元が擦れて、起った乳首が当たっている。



 「っも、だめっ、イくっ、」
 「…っあ、」

 ふたりして、ほぼ同時にオーガズムを得られた。

 「ぁああんっ!」
 「あぁ…っ!」








 「はぁっ、はあっ、」
 激しく息をし合っていると、ゆっくりと抜かれました。


 ドサッ

 その後はベッドで重なり合って、

 「ん……………」

 抱き合って、熱いキスを交わした。

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