※※第34話:Make Love….3




 「ナナ、ダメだ…、でる…っ、」

 髪を乱す薔のうえ、髪を乱されたナナは夢中になっている。


 「んん―――――…っ、」

 そのうちに、カラダを激しく反らしてから、


 「あ…っ!」


 ナナの口内へと、薔は発射しました。




 ゴクン――…

 ちゃんと嚥下したあと、

 「あ………、」

 濡れたくちびるにゆびさきを添えて、ナナは頬を赤らめていた。




 「はあ…っ…………はあっ……………」

 そしてぐったりと息をしている薔を、ずっと抱きしめていたのだった。







 シーツは乱れきってしわだらけで、熱を帯びて止まないふたりのカラダを浮かべている。

 そこは、海か?

 泳いでいるのか?

 火照るカラダは、しなやかに濡れてゆく。






 「はぁ――――…」

 やがて、ナナの腕のなかで深く息を吐いて、

 「…なぁ、ナナ、」

 薔は妖しく、囁きかけました。



 「挿れて…、いいか?」






 「ぜんっぜん、構いませんよ!」
 とっさにカラダを起こしたナナのしたで、

 クスッ

 と、薔は笑って、

 「たまに敬語も、かわいいモンだな…、」

 彼女の頬を、なめらかに撫でて、




 「生フェラの後だが、抵抗はねぇか?」

 と、問いかけましたね。




 「え?まったく、ないですよ。」

 キョトンとしたナナに、

 「なら、脱がしてやる。もう勃ってんだよ。」

 こう、薔が告げたので、


 よくよく見ると、ほんとうにそうだった。




 「おおおっ…!?すごい、ですね!」

 興奮ひとしきりのナナは、


 クイッ――――…

 うしろに両手をまわされて、濡れていた下着を下ろされた。


 「ひゃ…っ、」

 ビクッとしたナナは目を瞑ったが、腰をあげた彼女からパンツだけ脱がされた。
 Tシャツのなかでは外されたブラが乳首に当たって、それすら刺激になる。



 「ほら、はやく、来いよ。」


 ナナのとろけるようなソコは、すこしずつ薔のソレを咥え込んでいった。


 「んあ……っ!あっ………」
 入ってゆく段階で、かなり激しくナナはビクついており。

 「はぁ…………はぁ…っ………………」
 薔も淫れた息をしながら、彼女の腰に手を当てていた。



 「けっこう、早く、入るようになりました、ね…、」

 挿りきったナナは、荒く熱い息とともに感心だかしている。


 「あぁ…、慣れてきたな…」

 そして、薔もかなり悦さげに息をして、


 「はやく…、動け、」

 呪文みたいな囁きで、ナナを抱き寄せた。

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