※※第31話:Make Love!.2
「ん……………」
下ろされたベッドのうえ、抱きあってキスをしていた。
「は…………ん…っ……………」
ベッドに座る薔へと乗っかって座るようにして、ナナは深いキスを感じている。
「んん…っ…………」
あまりにも上手なキスのため、この段階でかなり濡れた。
「は……っ、」
やがて離したくちびるから、熱い息はすこしの唾液とともに零れてゆく。
「はあっ…………はあ…っ………………」
見つめあって、激しく息を絡めていた。
「おまえ、キス上手くなったよな…、」
ぼんやりとした瞳で囁く薔に、
「いや…、それ絶対、薔のおかげですっ…て……、」
やはりぼんやりとだが、ナナがはっきり答えると、
フッ―――…
彼は笑った。
「堪んねぇ、」
ドキンとしたナナのカラダを、Tシャツのうえから薔はゆびさきでなぞり上げてゆく。
ビクビクとするナナは、熱い息を吐き、
そして、
ドサッ――――…
押し倒された。
ツ―――――…
Tシャツのなかへ、そっと両手は這い入ってゆく。
「あ…っ、」
くすぐったさもあり、ナナは瞳を閉じて淫れた息をする。
たどり着いた胸元で、ゆっくりと乳房を愛撫され出した。
「ああ…、ぁ…っ、」
シーツのなか、ナナは身を捩る。
「ここ、すげぇかわいいよ…、」
吐息のように囁いて、薔はゆびさきで乳頭に触れた。
「あ……っ、ダメ………」
ついダメと言ってしまったナナだが、
「ん…っ、ん……、あ…っ、ああ…っん…」
やさしく両乳首を擦り合わされ、感じきって、喘ぐ。
「あ…ん……、あん…っ……」
かなり甘ったるい声は、自然とナナのくちから吐き出されていった。
チュク――――…
突然、胸を愛撫されながら、くちびるを塞がれた。
「ん……………」
ナナはゆっくりと、薔の背中へ手をまわす。
つよく抱きしめて、積極的に舌を伸ばした。
「んん……っ、」
爪ではなくて、やさしくゆびさきは食い込むように。
「はぁ……っ…………」
くちびるを離したあと、薔のキスはしたへと伝ってゆく。
「あぁ…あ……っ、」
感じつづけるナナは、たどり着いた胸元で、彼のあたまをそっと押し付けるようにしており。
チュ
くちびるに右の乳首をやわらかく挟んで、扱くとともに、左の乳首は人差し指と中指で挟んで、擦るように乳輪を撫でてゆく、薔。
「んあぁ…っ、」
右は感じて仕方ないが、左は焦らされて、ナナは疼く。
やっと人差し指が乳頭を撫でるたびに、
「あぁん………」
うっとりと彼女は、悦びの声をあげたのだった。
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