※第30話:Game(in Bathroom).27
「え?なんか、トロットロに、なっちゃったんですけど、」
ナナは、かき混ぜ方がいけなかったのかもと思い、慌てふためいた。
「これでいーんだよ。」
しかし薔は落ち着いているので、
「おぉお……!よかったです!」
とりあえず、安心した。
そんななかで、
「ナナ………、」
耳もとにかおをうずめた薔は、
「ここで、撫でられると、すげぇイイだろ……?」
トロトロになったお湯をつかって、ナナの胸元を両手で愛撫しはじめた。
「んあぁ…っ……」
ナナは、かなりビクンとした。
「や…っ………なんっ……か…………すごいっ………………」
やさしく絡みつくように濡れてゆく胸から、音が立って響く。
「な?気持ちいいだろ?」
耳を舐めるようにして薔は囁いて、ぬるぬる感を漂わせる。
「あ…っ………あ……ぁぁ……………」
ナナはビクビクとカラダをふるわしており、
クチャクチャとした音のなか、広く愛撫をしながらゆびさきはときどき乳首をヌルヌルと弄る。
「はぁ…っ…………あ………っん……………」
乳首を刺激されるたびに、焦らされたこともありナナは激しくビクついた。
チュ
やがて、薔は胸を愛撫しながら、彼女の背中に何度もキスをしてゆき。
「あぁ……あ………あん…っ……………」
固まっていたナナの全身から、ちからは抜けて、快感に身を委ねていった。
「ぁん…………薔……………ダ…メ……………」
ダメと言うナナだが、あつく息を吐きながらうっとりしている。
「ダメじゃ、ねーだろ?」
背中から、耳へとくちびるを近づけた薔は、
クチュ
ゆびさきで乳首を挟んで、やさしく擦りあわせた。
「ぁあああ…っ…………」
ナナはカラダを反らし、
「んっ………イイ……………もっ…と……………」
今度は素直に、求めていた。
「愛してるよ………、ナナ……………」
その気持ちに、応えて。
片手を落とし、薔は、ナナのクリをトロトロのなかで愛撫しだした。
「ぁ…ああぁん……………」
カラダがビクンと跳ね上がって、ナナは彼のあたまに後ろ手をまわす。
「あっ………あん…っ…………………」
喘ぎを零すナナは、自然と腰を動かしてしまい、
「ナナ、こっち向いて………?」
囁きかけた薔へとかおを向けて、ぼんやり見つめると、
「ん……………」
そのままふたりは、激しくキスを交わしていた。
「は…っ…………は…………………」
熱い息と舌が絡みあって、くちびるは濡れてゆき、
「ん―――――…っ、」
息もできないほどに、キスをむさぼっていた。
クリトリスは膨れて、皮から覗いており、クリクリと弄られる乳首は敏感すぎるほどにピンと張って立っている。
「んっ………んぅ…っ………………」
絡みとられるキスも、果てしなくカラダを火照らせてゆき、
「あああぁぁっん……………!」
イくときにくちびるを離されたため、ナナの絶頂への叫びはバスルームに響き渡った。
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