※※第28話:Make Love!.1



 「……っ…………ん……………」
 声を我慢しながら、ビクビクとナナはからだをふるわす。

 「あぁ、やっぱ、ビショビショだな。」
 そう言った薔は、皮をかぶせた状態で、クリをそっと刺激し出した。

 「んん……っ…………!」
 カラダを反らして、ナナは快感に火照ってゆく。


 反らしていると、クリが膨れてきたため、加えて胸元もやわらかく弄られだした。

 「ん―――――…!」
 おかしくなりそうな感覚に、涙が自然とナナの瞳には溜まっていった。



 「もっと声ガマンできたら、イかせてやるよ。」
 両方の愛撫を止めることない薔は、誘うような目つきで笑う。
 「んん…っ………イジワル………………」
 ナナはかすかに口元を開けて、せつなく瞳をうるませた。


 「おまえのその顔、堪んねぇな。」
 すると、瞳を細めた薔は、胸への愛撫をいったん止め、その手でナナを抱き寄せた。

 「あ…っ……………」
 そして、何事かと思った彼女の胸元に顔を寄せて、


 チュ――――…


 乳首をくちびるに、やわらかく挟む。


 「んん―――――…っ!」

 両手が間に合わず、片手で口を塞ぐと、ナナは激しくビクンとした。



 くちびるは乳首を扱き、ときどき舌が滑らかに舐める。

 そして、


 クチュッ


 ゆびさきは、膣内部へと入りました。




 「んああぁ…っ………………」
 しかし我慢も限界で、ナナは声をあげちゃったんです。




 プッ――――…

 ゆびをそっと抜くと、くちびるも離して薔は言った。

 「声出すな、つったろ?」


 「だっ……て…ぇ………………」
 泣きそうになるナナは、寸止めされてしまったので、疼いて仕方ない。


 「まぁ、いい。軽くお仕置きには、なったな。」

 つぎにそう言った薔は、


 「なぁ、ナナ、」


 とんでもなく妖しい微笑みで、問いかけました。




 「ベッド行くか?」

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