※第25話:Game(&Sex?).23





 「ぁ……あ…あっ……………」
 ぐったりとカラダをふるわすナナを、やさしく薔は抱きしめる。


 「感度のイイ女で、よかったよ。」

 そして甘い囁きを、耳もとに吹きかけた。






 「あ………の………………」
 「ん?」

 呼吸が落ち着いてきたころ、ナナは、薔に問いかけました。




 「え…と………入れる……とは………いまの…ゆび……の………こと…ですよ……ね………………?」


 と。


 ナナはセックスについてを、知っていないにもほどがあった。




 「おまえは、ソレすら知らねーのか?」
 「え……?ちがう…ん……ですか……………?」
 ぼーっと聞き返すナナを、

 「仕方ねーな。」

 キュッ―――――…

 抱きしめて起きあがり、

 クイ

 その手を掴むと、彼女のまえでふんぞり返った薔は、スウェットパンツのうえから、自身のソコへ当てさせた。



 「おまえに挿れるのは、コレだ。」




 (うぎゃあぁ――――――――――っ!!!!!!)
 ナナはまさに、気絶するところだった。
 真っ赤っかで、心臓すら、止まらないが止まりそうである。

 「ちょっとーっ!なんか、す、す、すすすんごいコトに、なってらっしゃいますけどーっ!!」
 「今まで、気づかなかったのか?」
 …………ぇぇえ!?

 「い、いや、あの、わたし、よくわかっていなかったんで、まさか、ここだとは、」
 「あんまうえから、つよくさわんな。」

 ………………ぎゃああ!!

 「えーっ!?でも、こんなスゴイの、入るんですかぁ!?」
 「当たり前だ。」

 …………わぁぁああっ!


 ナナはなんだか、真っ赤だし気絶しそうだが、興味はありすぎた。


 (うわぁああぁぁっ…………!)
 そんな彼女に、

 「ナナ、」

 体勢はそのまま、薔は微笑みかけました。



 「直接、さわってみるか?」




 「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇええっ!?」
 もはやナナは、真っ赤や仰天どころの話ではない。
 「今さわってくれたら、すげぇイイんだよ。」
 瞳を細めている薔は、

 「イヤか?」

 すこしだけ首を傾げて、囁くように問いかけた。



 「い、いい、いや!イヤではありませんが、エッチすぎて困ります!」
 「困るなよ。」

 真っ赤であたふたのナナの手をやわらかく握りしめると、

 「ねぇ、ナナ、」

 首をもうすこし傾げ、甘えた声で薔は微笑んだ。



 「さわって?」

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