※第25話:Game(&Sex?).23





 と、いいますことで、またしてもナナの、サービスカットです。

 彼女は、シャワーのなかでもわかるほど、濡らしていました。

 疼いていました。



 おかしくなりそうなほどの純粋な感情に支配され、あたまがクラクラとするなか、シャワーに打たれていた。



 そしてやっぱり、シャワーのあとはTシャツ一枚でリビングへと向かった。







 リビングで、花子をなでなでしていた薔は、

 「あぁ、おまえ、寝室で待ってろ。」

 そう残して、自身もバスルームへと向かっていった。



 「え?寝室?」
 真っ赤なナナのとなりで、花子はつぶらな瞳で尻尾を振りながら、バスルームのほうとナナを交互に見たりしていた。









 寝室にあるちいさなソファで、真っ赤でうつむき待っていたナナは、

 「待たせたな。」

 のことばに顔を上げた。


 今夜、薔は珍しく、うえにもちゃんとタンクトップを着ていた。黒だった。

 (おぉお……!きちんとうえ、着てらっしゃるよ!)
 残念なんだか、ナナはすこし感動もしていた。


 まぁ複雑な彼女に近づくと、右手で頬に触れて、
 「ナナ、」

 見下ろして、薔は微笑みかけた。


 「ベッド行こ?」


 見上げるナナは、真っ赤でポカンとした。



 「どーした?」
 体勢変わらぬままの質問に、
 「あ、わ、わかりました……………」
 やっとのことで返事をすると、

 フワッ

 ナナは抱きかかえられました。



 ベッドまで運ばれて、やさしく乗せられて、

 つぎに薔も乗ってきたため、

 気づくとナナは彼と、ベッドのうえで向かいあって座っていた。

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