※第13話:Game(in Sofa).11
「終わったよぉ。」
「よくやった。」
リビングで一息つこうとナナが背伸びしたとき、後ろから薔の声がした。
………でぇっ!?
「ぎゃあっ!いつの間にそちらに……」
驚いて振り向いたナナの目に飛び込んできたのは、
タオルをあたまにかぶり、スウェットパンツは履いているが、うえにはなにも着ていない薔の姿だった。
「ぎぁあ――――――っ!なんというカッコをなさってるんですかぁ!?」
ナナは大赤面して、後ずさる。
「なに言ってんだ?お前いつも、見てんだろーが。」
しかし、いたって薔は、すすしげである。
………えぇえ!?
そう言われてみると、それもそうなんだけど、それだってやたら恥ずかしいよ!
「お前も浴びるか?」
と聞かれたので、この時点で時計に目をやると、早く起きたためか、まだ登校には一時間以上も余裕があった。
「え?いいんですか?」
「あぁ。」
ナナは、ちょうど自分もシャワーを浴びたいと思っていたので、何気にものすごくありがたかった。
「で、ではお借りします!」
ペコリとあたまを下げると、案内された先のバスルームにて、ナナはシャワーを浴びることにした。
かなりのサービスカットです。
ナナがシャワーを浴びています。
セクシー、では、あんまりないような、なんなんだか……………。
やたらキレイで、カビや水あかなどはひとつもないバスルームだった。
シャワーを終えて、用意されたバスタオルでからだを拭き、ついでに貸せられた新しいTシャツを着たりして、ナナはリビングへと戻っていった。
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