木漏れ日に浸る


吹き荒ぶ風は頬に痛い
なにより
そこに塩を塗るように
枯れ葉が向かってくることが痛い

風の流れはいつもきまぐれ

凪のような木漏れ日を
いかに見つけるかが命

少しの間でもいい
傷ついたなにもかもを
癒やすことが出来たなら

もう一度
立ち向かっていける
吹き荒ぶ風はきまぐれ


- 21 -





「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -