それがすべて 先を歩く妙を視界に捉える。後ろ姿に見惚れていた。ゆらゆらと揺れる黒髪が手招きするようで思わず惹かれてしまって舌打ちする。 もう誤魔化しが効かない程に、視線を逸らしても気づけばこの瞳は妙を映し出す。「あぁ…やっぱ好きだわ…チクショウ」 痒くもない首筋を掻いてようやく観念した。2016.11.06 × 人気急上昇中のBL小説BL小説 BLove - ナノ -