甘く溶けていくのは誰のせい





 ほんのりとお酒の味がした。そう感じれたのは一瞬だった。
後は甘ったるいチョコが口内を嫌という程に占めていく。
その味をじっくりと味わいたいのに、絡む舌先に阻まれて思考まで溶けていく。
 
 口端から漏れたそれまで余すことなく絡め取られて、いよいよ逃げ場を無くして熱い舌を観念して受け入れた。




バレンタインデーSS




2016.02.23





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -