密かなる情熱





「ねぇそれって」

すでに身支度を終えたりょうが口元を緩ませそう呟いた。
その声に首を傾げると、鎖骨や胸辺りを指先でなぞられる。
途端、肌に残る痕が熱を持ち始めた気がして慌てて隠しても遅い。

「へぇ旦那、意外と独占欲強いんだ」

否定するように頭を振れどもう誤魔化しは効かなかった。



2016.01.01





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