狭い傘の中、鼻歌を歌う女にからかうようにキスをした。されるとは思っていなかった女は驚いて俺を見上げる。
そこには突然のことで真っ赤に染まった頬が愛らしくて、俺は引き寄せられるようにまた唇を重ねた。
傘が傾いて二人を濡らす。

唇の艶は雨のせいか、それとも。







2014.06.24





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