冬の夜






寒気に目が覚めた。むき出しになった肩が冷たくなっているのに気付いて身震いする。
寒いはずだ、目を閉じて布団に潜り込もうと体を捻ると左側に温もりを感じる。柔らかな肌の感触に目を開けると妙が寝息を立てていた。
互いに何も身に付けずに眠ってしまっていた。

「やべぇ…風邪引く」

妙の身体に手を回して引き寄せると唇が前髪に触れた。堪らずに唇で掻き分けると綺麗な額に唇を押し付けた。

「あったけぇ」

満足して足を絡ませピッタリとくっつく。目を閉じ深く息を吸い込む。
布団を引き上げると二人の体温で満ちていった。






銀時視点




2014.11.17





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