今夜だけでも




肌寒さに目が覚める。
夜明けに近い時間だった。ゆるりと隣に顔を向けると、男はこちらに背を向けて眠っていた。
温もりが欲しくて、広い背中に妙は額を押し付けると男の胸の前に腕を回す。

「今だけ…」
「…ん」

小さくこぼした声にまるで応えるように男の口が動いた。






ハグの日^^






2014.08.09





×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -