「・・・あれから7年、どうしてこうなった?」
ベンは、今日も仲良しなト●とジ■リー改め、社長と■■■を見ている
「お前はあの時、技術者として募集していたのに事務・経理だと勘違いして応募して来やがっただろ!?」
「確かにちゃんと見なかった私も悪いですが、社長達だっていけないんですよ!?何でA4サイズの紙で書いてるのに、“技術者募集”って文字が小さいんですか!?あり得ない!!」
今日の喧嘩の原因は何なんだ・・・?
「大体!勘違いして応募してきたお前を、結果雇ってんだから、良いじゃねぇかよ!?」
いや、どう考えてもマイナスだぞ、頭・・・
「雇ってくれてありがたいです!でも、何で・・・」
■■■が口を尖らせる
「■■■、頭、何で喧嘩してんだ?」
堪らず口を挟んでしまったベン
「聞いてくれよ!■■■のヤツ、ホームページの紹介文が気に入らねぇって文句云うんだぜ?」
「当たり前じゃないですか!!こんな紹介文、誰が喜ぶと思ってんですか!?」
「 少なくとも、俺は喜ぶぞ! 」
「死ね、オッサン」
「ちょっとぉおお!?傷付くから!オッサンとか云うな!!」
敗者:シャンクス
「・・・死ねって方には傷付かないのか?」
「相変わらず、■■■より弱いよな」
「でも、何だかんだで、あの時に入社して来たヤツの中で今も残ってんの、■■■だけだからな。頭も可愛くて仕方ないんだろうな?」
ヤソップ、ルウ、ベンは煙草を咥えながら、遠くで燥いでいる2人を眺めている
「ベンさん!紹介文、今すぐ直して下さい!!」
「・・・何て書いたんだ?頭」
「え?ありのままだぞ?」
ベンは面倒そうにパソコンに向かった
「・・・■■■が怒るのも当然だな 」
「ですよね!?」
「そうか?俺は面白いと思うんだけどなー?」
「アンタだけだろ?それに、この紹介文だと、ウチの沽券にも関わるぞ?」
「・・・直します」
敗者:シャンクス(本日2敗目)
「頭、何て書いたんだ?」
「俺にも見せてくれよ」
ヤソップとルウもパソコン画面を見つめる
「「 正直過ぎるだろ、流石に! 」」
2人のツッコミもまた、的確であっただろう
代表取締役と従業員
「“求人募集で間違えて入社してきた事務・経理 ●●●■■■”、良いと思うんだけどなぁ?」
「どこがですか!?だったら、“可愛く可憐な職場のオアシス ●●●■■■”でお願いします!」
「「「 どっちも却下 」」」
今日も、叶ヤ髪商事は平和です♪
END
<< >>