短篇 | ナノ

クザン


朝、目が覚めたら・・・


「どうしよう・・・?」


ネコ耳とシッポが生えていました











「失礼します。本日の業務連絡です」

「あらら〜?珍しいじゃない?○○○ちゃん」

「な、何がですか?」


上司である、大将・青雉に声を掛けられ焦る○○○


「今日に限って、何で帽子被ってんの?」


青雉は、“蒸れるから嫌いって云ってたじゃない?”と呟いている


「今日はたまたまです。その・・・ね、寝癖が直らなくて・・・」

「ふ〜ん・・・こりゃまた珍しいね〜?」


そう云うと、青雉は書類に目を通す


「・・・以上が今日の業務です。宜しくお願いします。では、失礼します」


○○○が立ち去ろうとした瞬間


ヒョイッ!!


「な!?あぁあああッ!!」

「あららら〜?」


青雉は、真下に居る○○○を見下ろす


悪魔の実、食べたの?

「・・・あ、あの」

「コレは・・・ネコネコの実?じゃあ、モデル何?」

「だから・・・その」

CP9の彼、あれはネコじゃないよね?最早、獣だよ


ネコってこういうのだよね〜、と○○○の頭を撫でる


「あの、撫でるの・・・やめて戴けませんか?」

「どうして?」

「へ?どうしてって・・・」

可愛いネコは撫でとかないとね〜


そう云いながら、頭がもげそうなほど○○○を撫でていた


にゃん!にゃん!にゃん!



次の日、目が覚めたら耳もシッポも無くなっていた


「残念だねぇ〜・・・」

「そんな不貞腐れないで下さいよ」

「残念だよ〜・・・俺、今日はもう仕事出来ないね〜

「え!?そんなッ!!」

「じゃ、ネコ耳付けてよ」


青雉は、その後も執拗にネコ耳を強請ったそうだ


END

<< >>

[サイトTopへ ]

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -