短篇 | ナノ

エース


「ただいまー」

「お帰り」


玄関から聞こえる愛しい人の声


「遅くなってゴメン」

「あぁ、大丈夫」


ガサガサと音をさせている

きっと、レジ袋の音なんだろうな


「今から夕飯作るから、待ってて?」

「良いぞ?作んなくても」

「何で?」


疑問の声が玄関から聞こえる


「今日は俺が作ったから」

「本当?」

「嘘ついてどうすんだよ?」


信じていないような声が段々と近付いてくる


「だって、エース、料理出来るの?」

「出来るって。簡単なのしか出来ねぇけど」

「充分だよ。ありがと」

「さ、着替えて来いよ。飯、食おうぜ?」

「うん」


着替える為に寝室へ消えていく○○○


「お待たせ」

「ほら、座れよ」

「うん」

「よし、いただきます!!」

「いただきます」


簡単なご飯、でも、それは○○○が好きなオムライスで

ちょっと奮発したデザートも付けてみた


れ様



「でも、急にどうしたの?」

「ん?別に?」

「よく作り方とか分かったね?」

「それは……ほら、ルフィんトコのグル眉に聞いた」

「……サンジ君?」

「そう、サンジ」


いつも、仕事を頑張ってる君に何かしたかった

それだけじゃダメですか?


END

<< >>

[サイトTopへ ]

×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -