短篇 | ナノ

夫婦パロ【シャンクス】


「ただいま〜」


仕事を終え、自宅の玄関を開ける


「あ、お帰り。早かったね?」


エプロンで手を拭きながら、パタパタとスリッパを鳴らしながら玄関に向かって来る妻・○○○


「あぁ、今日は思いの外、仕事が早く片付いてな?」

「へぇ〜…珍しいね?まだ19時なのに…」

「そうだな?年に何回かしかないだろうからなぁ…」


そんな会話をしながらも、上着を預かる○○○とネクタイを外すシャンクス


「………あ」

「シャンクス?」

「○○○……」

「なに?」


至極、真面目な表情で○○○を見つめるシャンクス


「お帰りなさい。ご飯にする?お風呂にする?それとも、わ・た・し?って聞いてくんないんだ?」

「聞くか、アホッ!!」



○○○はシャンクスの顔面にめり込む程の拳骨をお見舞いする


「ひ……酷い……」

「どっちがだよ…?」

「男のロマンなのに…」

「ふざけたこと云ってないで、さっさとご飯にしよう?」


寝室まで辿り着き、上着をハンガーに掛け、クローゼットにしまうとキッチンへと足を運ぶ○○○


「待てよ……」

「うわッ!?」


○○○の腕を掴み、その足を止めさせた


「ちょ…ッ!?……シャンクス!?」

「あ〜ぁ……色気ない声出しちゃって……」

「な…ッ!?……っわ!!」


余裕の笑みを浮かべながら、ベッドに組み敷く


「たまには……な?」

「……ッ」

「それって良いって事?」

「持ってんの?」

「………ない」

「……ダメ


避妊具の無い状況ではOKなど出さない○○○


「何で?」

「私、まだ子供いいもん…」

「俺、欲しいんだけど?」

「愛の無い行為はしません」

「あるよッ!!俺の愛は120%○○○に向いてるじゃん!?」

「シャンクス……重い・ウザい・女々しい

「酷いッ!!」

「とにかくッ!!私はまだヤダ」


組み敷かれながらも、夫を睨む妻


「ヤダって云われても……俺、もう無理だけど?」

「私も無理」

「冷たいなぁ…」

「1人で抜けッ!!」

「……グスン」


睨まれたシャンクスは、仕方なく○○○を解放する


一応、新婚さんです



「あのさ」

「ん?」

「ちゃんと用意したら、良いんだけど?」


そう云ってキッチンに戻る○○○


「じゃあ、用意する」

「……そんなにしたいのか?」

「だって、最近、俺が忙しかったから、ご無沙汰だったじゃん…」


シャンクスは意気揚々とコンビニへ出掛けたそうです


END

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