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「頭が何を思って行動しているかなんて、おれらには分からなくて良いんだ。船長命令、ただそれだけだ」
「それでも・・・」
「まぁ、戦争になるのは避けられねぇ。ましてや、お前の養父・青雉は間違いなく戦線に出てくるだろうな?」
「父さんだけじゃないわ・・・他の大将、センゴク元帥やおつるさん、ガープ中将だって出てくるわ。あの四皇 エドワード・ニューゲートの部隊を率いた隊長格が公開処刑されるんですもの・・・」
海軍のしている事は本当に正しいことなのか?
正義とは何なのか?
■■■は分からなくなっていた
「■■■」
「はい?」
「お前は元海軍だ。ましてや、大将・青雉の養女。それに少尉まで登り詰めた」
「・・・」
「海軍と海賊・・・しかも相手は四皇。世界がどんな事態になるかなんて、云わなくても分かるだろ?」
ベンは煙草を燻らせながら、目線を下ろす
「・・・仮に海軍が勝ったとしたら、白ひげ海賊団2番隊 隊長ポートガス・D・エースは宣言通り公開処刑。その他、白ひげ海賊団も壊滅・・・或いは撤退をせざるを得ない状況になるはず・・・」
「では、仮に海賊・・・白ひげが勝った場合はどうなる?」
「私個人としては、こちらが世界の終りだと考えるわ。世の中の秩序は崩壊。世界政府や海軍など治安を守る者の力は弱まる。白ひげ海賊団が勝った場合、ポートガス・D・エースの処刑がどうなるか?どうやって助けるのかは分からない・・・海楼石で能力も閉じられている筈だから」
■■■は色々と思案している
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