@
「■■■」
「ふぁい・・・?」
「起きろ。特訓だ」
「はいぃ?」
朝早く叩き起こされ、一言目は朝の挨拶ではなく“特訓”であった
特 訓
「・・・ふぁああ」
「シャキッとしろ」
「シャキッ!!」
「声だけじゃねぇか」
珍しく早朝からシャンクスが直々に特訓してやると云うが、ハッキリ云って迷惑でしかない
「何でまた、特訓なんて・・・?」
「前にも云っただろ?これから、暴走する時代は誰にも止められねぇって・・・だから、テメェの命はテメェで守れるように特訓するんだ」
いつになく真面目な顔でシャンクスが告げる
「お前は元海軍だ。それなりには訓練を受けて来ているだろう?」
「えぇ、一応、一通りの訓練はしてきたわ」
「上等。得意分野は?」
「自分の能力と剣を得意としてきたつもりよ」
「自然系だったな・・・」
「えぇ」
鋭い目が■■■を射抜く
「
撃ってみろ 」
「・・・は?」
「だから、撃ってみろって云ってんだ」
「・・・いや、ムリ」
「何でだ?」
「何でって、赤髪・・・アナタ四皇でしょ!?」
いきなり何を云うかと思えば、四皇相手に自分の能力をぶつけろだなんて無茶苦茶な話だ
「ムリでも何でも撃て。でないと・・・こっちから」
シャンクスは冗談ではない事を示すように、右に携えた剣を抜く
「
斬る 」
もの凄い風圧と共に、シャンクスの剣が向かってくる
<< >>