Romance Dawn | ナノ

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人質女の子




「あぁ〜・・・暇だ」

「暇なワケあるかよ、ちゃんと仕事しろ」

「してるじゃねぇかよ〜ブーッ!」

「・・・イイ年してぶりっ子とか、可愛くないぞ?」


船長室で話し合う2人


「もうすぐ夏島だ。今回は10日程の滞在だ」

「そうか。結構長いな・・・ログが溜まるまでは何も起きなきゃ良いんだけどなぁ」

「無理だな、今回行く島は海軍も立ち寄るらしいからな」

「マジかよ!?」

「マジだ」


海図を見ながら今後の進路方向を書き記すベン・ベックマン


「10日か・・・」


何も無い事を祈るシャンクスだった


「頭、もうすぐ上陸だぞ」

「あぁ、分かった。着いたら、各自自由行動で連絡しといてくれ」

「了解。あ、積荷班と見張番は待機にしておくぞ?」

「そうだな、頼む」


レッドフォース号は夏島に上陸した















―――――――――


「・・・ぁ、あ・・・う・・・」


ココはどこだろう?

眼を開けたいが、身体が動かない

きっと海で溺れたせいだ



「・・・・・・おい、大丈夫か?」

「・・・あ」

「生きてる。おい、アンタ、大丈夫か?」

「ん、ぁ・・・ハァ、ハァ・・・」

「アンタ、もしかして能力者か!?よし、今、船に連れてってやるからな!」


誰かも分からないが、きっと助けてくれたんだ

大きな手で抱えられた後、意識を手放してしまった

私は一体、誰に助けられたのだろう?

そして、どんな船に乗せられたのだろう?

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