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「B班、行くよ!」
「「ハイ!」」
「C班、援護射撃用意・・・撃てぇッ!」
指示を出し、自分も前線に立つ
その間も出血は止まらず、顔から血の気が引いて行くのが目に見えて分かる状態だった
「D班、捕獲ッ!!」
「「うぉおおッ!!」」
着実に指示を出し、海賊達を捕獲していく
『・・・貴様が居なければ、ココは突破出来そうだな?』
「しまっ・・・ッ!?」
注意力が散漫になっていたのか、背後から迫られていた事に気付けずにいた
「 ホワイト・ブロー 」
「スモー・・・カー、大佐・・・」
「こんな雑魚にやられてんじゃねぇよ!!」
「へへ・・・すみま、せん・・・」
「●●●少佐ッ!!」
「●●●ッ!」
スモーカーの姿を確認すると、安心したように意識を手放してしまった
――――――――――
あれから10日程が経過した
「スモーカー大佐・・・」
「あ?」
「●●●少佐の事なんですが」
「・・・
遂に死んだか? 」
「し、死んでなんかいませんよ!!縁起でもないこと云わないで下さい!!」
「じゃあ何だよ?」
面倒臭そうに葉巻に火を点ける
「漸く意識が戻ったそうです」
「・・・そうか」
「お見舞い・・・行かれないんですか?」
「お前が行け、たしぎ」
「一緒に行きませんか?」
「行かねぇって云ってるだろ?」
このやりとりが数分続いてしまう
「大佐」
「何だ?まだ云うのか?」
「●●●少佐ですが・・・」
「しつこいぞ」
「もう・・・腕が動かないそうです」
「・・・・・・チッ」
たしぎが告げた言葉を聞くと、苦虫を噛んだような表情で立ち上がる
「大佐、どちらへ!?」
「早くしろ」
「へ?」
「行くんだろ、●●●ん所に」
「ハイ」
2人は部屋を出て病院に向かった
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