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学パロ8【マルコ+エース】


「だんだん、寒くなって来たね」

「…だな」

「そろそろ屋上で昼飯やめねぇか?」


そんな事を云いながらも、屋上で昼ご飯を食べる面々


「寒いと云えば、鍋だよね」

「キムチ鍋が食べたいよぃ」

「すき焼きも良いよな?」

「意外と豆乳鍋も良いよ?」

「出た、女子アピール」

「エース…お前の中で、豆乳=女子なのか?」

「そんなんじゃありませんー!単に旨いって話だモン」

「ハイハイ、分かりましたー!」

「子供かよぃ…」

「「 子供だモン(ぞ)!! 」」

「何でそこはハモるんだよぃ…?」


全くもって謎の2人だ


「鍋って云えば、この間、1人用土鍋ってのを買ったんだ」

「1人で鍋すんのかよぃ」

「そもそも何で買ったんだよ…?」

「お粥作るのに良いかなぁ?って思って」

「形から入るタイプか?」

「お粥作れんのかよ?」

「エースが病気になっても絶対作ってやんないからな?」

「要らねぇよ」

「なら俺に作ってくれよぃ」


「「 え!? 」」


エースと●●●が顔を見合わせる


「俺、粥とか結構好きだぜ?だから、その鍋で作ってくれよぃ」

「パイナポー先輩、お粥好きなんだ…」

「(コレ、傍から聞いたらプロポーズみたいじゃねぇか?)」

「でもね、作れないの…」

「何でだ?」

「まさか、粥の作り方知らねぇとか…?」

「違うわよッ!!もう!エースは黙ってて!!」


●●●が憤慨している


「あのね、その土鍋…」


シュンとなる●●●


「洗おうとしたら、割れたの…」

「……残念だよぃ」

「んな簡単に割れんのか、土鍋って」


●●●は両手で顔を覆い隠し、さめざめとしていた


使い捨てじゃなかった筈



「使い始める前に、お米の研ぎ汁で10分煮立てたのにぃ…」

「ハズレに当たったな、それ」

「持っただけで、パカァーッて割れたの!もう、かなりショックだったよ!!」

「土鍋が割れて悲しむ女子高生って、●●●くらいだよな…」


END

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