学パロ | ナノ

学パロ18【マルコ+サッチ+シャンクス】


最近は雪もチラつく位に寒い日が続いている


「あ、パイナポー先〜輩!サッチ先〜輩!」


後ろから元気なアホ声が聞こえて振り返ると、●●●が居た


「あ、●●●〜♪おはよ〜」

「おはよ〜サッチ先輩」

「どうしたんだよい、1人で。エースは?」

「ホントだ、エースが居ねぇ・・・」

「また喧嘩でもしたのか?」


●●●とエースは、しょっちゅう喧嘩している

だから、今日も喧嘩したからバラバラで来たのかと思っていた


「違うの・・・」

「なら、どうしたんだよい」

「あ、分かった!エースが寝坊したとか?」

「ううん。今日は来ないよ」


寝坊でもないなら、何なんだよい


「エースね・・・インフルエンザなんだ・・・」

「「 ・・・アイツが? 」」


インフルエンザのウイルスが、アイツを避けて行きそうな気もするのに

何とも勇気あるウイルスが居たモンだよい


「どうしよう・・・」

「何が?」

「いっちょまえに、エースが心配か?」

「うん」


しょんぼりとした●●●を見て、俺もサッチも顔を見合わせた


「大丈夫だって、1週間もあれば学校に来られるって」

「そうだよい。まぁ、アイツなら3日で復活するだろうよい」


元気付けようと行った言葉だが、●●●は沈んだ顔のままだ


「ねぇ、パイナポー先輩、サッチ先輩・・・」

「ん?」

「何だよい」


●●●の顔は、かなり真剣だ


「エースが種なしになったら、どうしよう」

「「 ・・・今、何て? 」」


●●●の口から、衝撃発言


「だって、シャンクスが“種なしになったら、お前も困るよな?”って云うんだモン・・・」

「●●●・・・意味は分かってない、よね?」

「ってか、あのバカ教師は、純粋な女子高生に何を吹き込んでんだよい!」

「エースの見舞いに来た時に云われたんだけど、もしそうなったらエースの将来が心配だって云うんだモン」


●●●はかなり心配そうな顔をしている


俺は、あの悪の教師の教え子の将来が心配だよい

「悪って・・・まぁ、●●●に云うのもどうかと思うけどねぇ・・・」

「どうしよう・・・?」

「まぁ、心配すんなよい。ありゃ大丈夫だよい」


根拠はないけど、そう思う


「お、マルコ、サッチ、●●●〜」


後ろから、間の抜けたような声で話し掛けて来たのは、自転車通勤のシャンクスだ


黙れ、破廉恥教師

一回、地獄見してやろうか


自転車を降りたシャンクスは、持っていたハンドルを手放してしまった


「俺、お前らに挨拶しただけなのに・・・何でそんな目で睨むの!?」

「何か、昨日、私に云った事が原因みたいだよ?」


シャンクスは、ナチュラルに心配していただけでした


んで
やりたい・・・



「何でだよ!?普通にエースを心配してやっただけだろ?」

「お前が云うと、ただのセクハラだよい」

「ってか、●●●はピュアだから、んなこと云うなよ・・・」

「俺はエースの明るい家族計画の心配をだな?」

「「 黙れ、変態教師 」」

「酷いッ!!」


シャンクスが自転車を立て直して、サッと跨り走り出した


「お前らなんて、大嫌いだぁーッ!!・・・でも、●●●は好きだぞ」

「嫌いで結構。ってか、やめろ、ロリコン教師」

「男に好かれてもねぇ・・・ってか、やめろ、●●●が穢れる」


マルコもサッチも、最後までシャンクスには冷たかったです


「結局の話、エースは大丈夫って事で良いんだよね?」

「そういうこと♪」

「もう、アイツの云う事は信じるんじゃねぇよい。変態が感染るよい」

「そっか。気を付けるよ」


こうして、シャンクスを慕う生徒が1人減りました

そして、マルコの云う通り、エースは3日で復活して1週間後には元気に学校に登校しました


END

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