学パロ | ナノ

学パロ【エース+マルコ】


「あのさ」


重苦しい雰囲気で話し掛けて来たのは、同じクラスの●●●


「どうしたんだ?」

「今さ、悩んでるんだ…」

「お前が?」


珍しい事もあるもんだ

普段、あまり悩み事なんてなさそうにバカな事をやっては、マルコに怒られているコイツに悩み事なんて


「うん…」

「話してみろよ。俺で良かったら、聞くだけ聞くぞ?」


なかなか見ない光景だからな

●●●に恩を売っておくのも悪くないよな?


「何やってんだよい?」

「あ、パイナポー先輩

「うっせ、バカ」


そういうと、マルコは●●●にアイアンクローを掛ける


「す、すいませんでした。マルコ先輩…」

「相変わらず、お前には学習機能が備わってねぇな?」

「だって、顔見たら、どうしてもパイナポーにしか…いや、すいません」


思っている事をそのまま口にするから、アイアンクローを掛けられるという事を、●●●はいつまでも学習しないようだ


「で?マルコ、どうしたんだよ?2年の教室に」

「お前に用事あんだよい」

「俺?」


そういうと、エースはマルコに連れて行かれた


「遅いなぁ、エース…」


ブラブラと椅子から足を垂らすと、ゆりかごのように椅子を揺らす


「あぶねぇぞ?っつーか、パンツ見えるぞ?」

「見たいか?」

バ、バカじゃねぇの!?誰がお前のなんか」

「軽く傷付くから…」

「で?お前の悩みとやらの話はどこ行ったんだ?」


●●●の方へ向き直す


「あのさ…」

「おぅ」

「サバの水煮と味噌煮、どっちを今日の晩御飯で食べたら良いかな?」

「………は?」

「今、家に両方あるんだけど、どっちを食べようか悩んでるんだ」

「へぇ……」


コイツの悩み、聞いてやろうと思った俺がバカだった


コイツ、アホだろ?



「マルコ、もっかい●●●にアイアンクロー掛けてくれ」

「任せろい」

「やめ、ちょっ、パ、パイナポーッ!!」


END

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