学パロ16【エース+マルコ】
「・・・で?」
「どうしてこうなったんだよい・・・?」
とある町の、とある店の、とある一室
「・・・
ストレス発さ・・キーンッ!!」
響くエコーとハウリング音
「うるせぇ・・・」
「・・・なんでカラオケなんだよい?」
エースとマルコが顔を顰める
「だって、サッチ先輩、あれからずっとカラオケばっかり誘うんだモン・・・」
●●●がウンザリしている
「サッチ、カラオケ好きだもんな・・・」
「アイツ、フリータイムで相当唄うからな・・・」
「私、そのサッチ先輩に
6時間も付き合わされてんだけど」
「カラオケ好きにも程があるよい・・・」
「何それ、何の罰ゲーム?」
「罰ゲームじゃねぇし。エースも来れば良かったんだよ」
「
ヤダよ 」
「
全力で拒否したな・・・?」
そりゃするだろう
「で?そのサッチは、今日は居ないのかよい?」
「うん」
「何でだ?」
「
呼んで欲しかった? 」
「「 いや、呼ぶな(よい) 」」
2人は全力で拒否した
「サッチにそれだけ連れ回されて、●●●もよくカラオケ来たがるよな?」
「バッティングセンターと悩んだんだけど、寒いからカラオケにしたの」
「寒いって理由で諦めんなよ・・・」
「それよりも、6時間も密室に居て
何も起きなかった事の方がスゲェよい」
「・・・あってたまるか」
女の子としてどうなのだろうか・・・?
「・・・何もなかったよ」
「軽く傷付いてんじゃねぇよい」
「何かあって欲しかったのかよ!?」
「
それは困る!! 」
即答だ
稀に見る速さだ
「さ、もう唄おうよ」
「あぁ・・・で、誰から唄うんだ?」
「●●●からで良いだろい」
「そう?じゃ、私から唄うね?」
デンモクを操作し、ニヤニヤする●●●
「気持ち悪いな、●●●」
「いつもだろい」
少し遠目で見ていた2人
「この前、サッチ先輩が嬉しそうに唄ってたから私も唄ってみようっと♪」
●●●が曲目を送信した
「・・・え?」
「・・・は?」
某アイドルの曲なのだが、タイトルが問題だ
「よーし、唄うぞぉおおおおッ!!」
気合いを入れた●●●
「
待てよいッ!! 」
待ったを掛けるマルコ
「・・・●●●、お前って怖い者知らずだよな?」
エースが固まっていた
上からマルコ
「だって、サッチ先輩が唄ってたよ?」
「・・・サッチ、後で殺す」
「アイツのやる事を真似するなよ・・・」
替え歌を作っては、高らかに唄っていたであろうサッチを想像するだけでマルコの怒りが頂点に達して行く
「いだだだだだだだッ!!」
「サッチが居ねぇから、●●●、お前が責任取れよい」
マルコが●●●にアイアンクローをする
しかも、全力で
「マルコ、落ち着け!!●●●が割れる!っつーか、もう涙目だ!!」
後日、サッチがボッコボコにされたのは云うまでもない
END
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