学パロ | ナノ

学パロ10【エース+マルコ】


「あ、パイナポー先輩ってスマホなんだ」

「あぁ?そうだが?」


マルコの背中から覗き込む●●●


「重たいよい」

「女子にそれは傷付くんですが…」

「嘘だよい」


顔色一つ変えず、携帯をいじるマルコ


「●●●…おんぶお化けみたいだぞ?」


マルコの背中にべったりとくっ付いている●●●を見て、エースが呟く


「パイナポー先輩の背中、居心地良いんだもん」

「俺は構わねぇよい」

「いや、ちょっとは気にした方が良いぞ?●●●、調子に乗るぞ?」

「背中には乗ってるけどねぇ〜♪」

「上手い。座布団1枚やるよい」

「だぁから……まぁ良いや」


〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪

突如鳴り響く着信音


「おぉ。何だ?……だから、それはルフィが持ってるって……うん。そうそう。じゃあ切るぞ?」


エースは電話を切る


「エースの着信、喧しいね…」

「耳障りだよい」

「そうか?フツ―だろ?」


エースの着信音は、高校生らしいロックだった

〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪〜〜♪

今度は●●●の着信音が鳴り響いた


「あ、お母さん?どうしたの?……えぇー!?ネギと豆腐ともやしと…覚えらんない!メールして?うん。じゃあね?」

「買うものくらい覚えろよ…」

「やっぱ底抜けのアホだよい」

「失礼だから!!」

「っつーか、お前の着信…古くねぇか?」

「そうかな?」


●●●の着信音は、ちょっと前に流行ったアイドルの曲だった


コケコッコー!!


「「 !? 」」

何だよい?……あぁ?サッチが泣いてる?ほっとけ…」


やれやれ…とため息を吐くマルコ

目を丸くしているエースと●●●


「何だよい?」

「パイナポー先輩…それ…」

「ん?」

「すンげぇー爆音でニワトリの鳴き声って…」

「良いだろい?目覚ましにもなる


相変わらず、謎が多い先輩だと思う…


着メロ談義



「ちょっと前はウグイスだったよい」

「風流だな」

「私、ハトが良いな♪」

「あるよい」

「えぇ!?是非、聞きたい!!」

「ほらよ」


くるっぽー♪くるっぽー♪


「これ、欲しい!!」

「変なのに興味持つな…」

「●●●の趣味が分からんよい」


END

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