学パロ | ナノ

学パロ9【エース】


「はよー…」

「うぃーっす…」


通学路でいつも一緒になる2人


「寒いなぁ…」

「……だな」


心なしか、●●●とエースの背中が丸まっている


「今日さ、ホッカイロしてんのに寒いんだ…」

「それしてて何で寒ぃんだよ?意味ねぇじゃねぇかよ…」


さすがにエースも呆れている


「今日は張り切って、こっちなんだけどなぁ…」


ほら、と制服のカーディガンを捲る●●●


「ば、バカかお前!!道端で服捲ってんじゃねぇよ!!」

「大丈夫。中はシャツだから」

「そういう問題じゃねぇ!」


エースは少々赤くなりながら、横目で見ている


「貼るホッカイロなんだけどさ…」


深刻な顔をしている●●●


「●●●、それって…」

「何?」


ホッカイロを指差すエース


「逆じゃねぇ?」

「そうなの!?」



それじゃ、いつまで経っても温かくなる筈がない


ホッカイロの謎



「貼るタイプって、粘着面が体に向くのか、外に向くのか悩むよね?」

「……悩むのか?」

「うん」

「とりあえず、粘着面は外に向くのが正しいと思うぞ?じゃないと、温かいのが体に当たらねぇじゃんか…」

「……ッ!!エース」

「何だよ?」

「頭良いッ!!!」


お前がバカなんだよ、って呆れて云えなかった


END

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