叶ヤ髪商事 | ナノ

第8話


「良いじゃんかよぉ〜」

「嫌だと何度云ったら分かる?」

「分かりませーん」

「………死ぬか?頭

「スミマセンデシタ……」


社長が副社長にひれ伏している…


「ベンさん、さっきのは一体…?」

「さっきの?……あぁ」

「何か、小遣いアップをねだる旦那と、財布の紐を握る妻って感じでしたね」

「………俺が頭の女房か?」

「まぁ、そうなりますね」

「…調教が足りなかったな?」

「それは私のですか?社長のですか?」


「両方だ」


ベンが■■■の頭を鷲掴む




「あの、社長?」

「何だい?」

「さっきのは一体どうしたんですか?」

「さっきの?」


ベンに教えて貰えなかったから、社長に聞いてみよう


「聞いてくれよッ!!」

「は、はい」


シャンクスが■■■の手を取り、涙目で訴える


「ベンが……Twitterのアカウント教えてくんねぇんだよぉ!

「………は?」

「だから、Twitterのアカウントをベンが教えてくんねぇんだって」

「……ベンさんがそんなのやってるのッ!?

「俺に教えてくれないって事には触れないんだね…?」


是非ともアカウントを教えて貰わねばッ!!


「社長ッ!!是非、教えて貰いましょうッ!!」

「お、おぅッ!!」


あの、ベン・ベックマンが何を呟いているのか気にならないワケがない


「「 ベン(さん)、アカウント教えてッ!! 」」

「断る(2人に増えやがった…)」


ベンは頑なに拒否をした


公私混同は致しません



「ベンのアカウント?……知らん」

「ヤソップさんも?」

「俺も知らねぇなぁ」

「お前もかよ…」


シャンクスと■■■はガックリと肩を落とす


「実は俺達2人は知ってるって云ったら、あの2人泣くかな?」

「社長は間違いなく泣く。■■■は怒り狂うだろうな?」

「ベンが、アイツらに教えたら個人情報ダダ洩れだって云ってたからな…」

「確かに…」


叶ヤ髪商事、秘密を守れる者とそうでない者の両極端の様です


END

<< >>

[サイトTopへ ]

×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -