第27話
「ただいま戻りました・・・」
「おぅ、おかえ・・・りぃいいいい!?」
「■■■、何があった!?」
「えっと・・・ほら、タオル!」
「ってか、大丈夫か!?」
おつかいから戻った■■■が、グッチャグチャでした
「もう最悪でした・・・ックショーイ!」
何とかシャワーを浴び、社長のジャージを借りている
「ってか、何があった!?」
さすがにシャンクスも驚いている
「あ、行きは大丈夫だったんですよ。でも、帰りにですね?
転んだんですよ。そりゃあもう、派手に」
「「「「
転んだのか、派手に!! 」」」」
何でも、■■■は帰りに必ず通る階段で滑って転んだらしい
「あのですね、転んだってのもちょっと違うかも・・・何か、転びそうになったのを阻止しようとして膝を付いたら脛を打ったって感じです」
「阻止しようとして、どうしてそうなった?」
「脛を打っただけなら、全身泥だらけにならないだろ?」
「お前、脛ってどこか分かるか?」
「ってか、怪我してねぇのか?」
シャンクス達は疑問でしかない
「良いですか?社長達も気を付けて下さいね!
雨の階段は危険です!! 」
熱弁していた■■■であった
- 次の日 -
「ただいま・・・」
グッタリしたシャンクスが帰社してきた
「あ、お帰りなさい」
「頭、早かったな?」
「どうだった?」
「ってか、何でそんな疲れてんだ?」
珍しくシャンクスを気遣う4人
「・・・転んだ」
「「「「 え? 」」」」
「
転んだの! 」
シャンクスは涙目だ
「でも、社長?全然汚れてませんよ?」
■■■が不思議そうに首を傾げる
「こっち見てくれよ・・・」
シャンクスが悲しげに後ろを振り返る
「「「「
うわぁ・・・ 」」」」
4人が残念そうな視線を送る
「あのね、今日ね、雨降ってて、危ないなって思ってたんだぜ?で、あそこの坂道が滑るって分かってたんだけどよ?側溝ならコンクリだからちょっとは大丈夫だと思って、ゆっくり下ってたんだ」
シャンクスが半ば泣きながら説明を始める
「そしたらよ?側溝が滑ったんだ・・・おれ、傘持ってたから右手だけ土の上に放り出されたんだよ?ほら・・・」
シャンクスはデロデロになった右手を見せる
「って事は、社長・・・
滑り台形式で転んだの!? 」
■■■は笑いを堪えながら聞いてみる
「
うん。最初、宙に浮いて、その後にズザァーって滑った 」
シャンクスは得意げに話す
「頭」
「何だ?」
「
ちょっとオイシイなって思っただろ? 」
「思った。ってか、目撃者が居ないのが残念だったぜ」
シャンクスとベンの会話を聞いて、シャンクスは頭の中も何もかも残念な奴なんだと感じた
大人なのに・・・
「転んだ時によ?ケツを盛大に打ってしまってよ?真っ青なんだぜ?」
「蒙古斑みてぇだな」
「ガキかよ、頭」
「ケツだけか?腰とか背中は無事か?ってか、ムチウチとか気を付けろよ?後から来るって云うからな」
「大丈夫だ。多分。でもよ?歩く時、ケツが痛ぇんだよ・・・」
ケツを擦るシャンクスは、これじゃ暫く女と遊べないとか云い始める
「
男としての機能が全て失われてしまえば良いのに 」
「ちょっとぉおおおッ!?酷いよ、■■■!?」
「その青いケツを見られて、ドン引きされてしまえば良いんです。ってか、公開されてしまえ、
全国に。いや、全世界に 」
「■■■、おれに何の恨みがあるんだよ!?」
「恨みが全くないとでも思ってたんですか?」
「うわぁああああああんッ!!」
■■■は、怪我したシャンクスにも優しくありませんでした
END
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