叶ヤ髪商事 | ナノ

第26話


「社長」

「どうした?」


■■■が神妙な面持ちで書類を持ちながら、シャンクスの前にやってくる


「ウチの取り引き先なんですが・・・」


■■■は首を傾げながら書類を渡す


「取り引き先?それがどうかしたのか?」

「どうってワケじゃないんですけど・・・」

「どうしたんだよ、眉間に皺寄せて」

「さっきまでいらしてた業者さんなんですけどね?」

「さっき?・・・あぁ、来てたな?そこがどうしたんだ?」


シャンクスは、決済と呟きながら捺印を押す


「社長・・・」


■■■が心配そうに見つめる

そんな■■■とシャンクスを見ているベン達


ウチって、いつうどん屋さんと契約したんですか?

・・・・・・は?

「「「 ・・・何故だ!?」」 」


叶ヤ髪商事が3秒程、停まった


「う、うどん屋ぁ!?」

「待て、■■■・・・どうしてそうなった!?」


シャンクスとベンが焦る


「だって、会社の前にウドンコ株式会社ってトラックが停まってました。うどん粉専門店と契約って珍しいなぁって・・・」

「ウドンコ?」

「・・・・・・待て」


ベンが頭を押さえながら、■■■の肩を叩く


「どうしました?ベンさん」

「■■■、良いか?それはうどん粉専門店じゃねぇ」

「え?違うんですか!?」


■■■はベンを見上げる


コンドウ株式会社だ、アレは

「・・・え?」

「うん、コンドウさんだったよな・・・」


読み間違



「お前、車に書かれた文字を右から読むか、左から読むかで間違えたんだろ?」

「・・・そうかも」

「でも、株式会社は普通に読んで、何故、コンドウだけ逆読みしたんだよ?」

「・・・もう!笑わないで下さいよ!!」



END

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