叶ヤ髪商事 | ナノ

第20話


「あ、可愛いですね?ヤソップさん、もうそんなに設備レベル上がってるんですか?」

「あぁ。お前より先にスマホにしてるからなぁ」

「・・・で?お前は何をやってるんだ?」

「俺は、デラックスだ」

「ほぉ・・・俺もだ」

「私、シーズンズです」


アイツらは、一体何の話をしているんだ?


「頭・・・知りたいんなら、ちゃんと聞きに行った方が良いぞ?怪しいって」

「あ、ルウ。お前、あの3人が何の話をしているか分かるか?」

「あぁ、分かるぜ?」


俺だけか!?俺だけが分かってないのか!?


「あ、社長。そんな陰から見つめてて気持ち悪いですよ?

「強調するな、■■■・・・」

「頭、涙目だぞ?」


もう、アイツら嫌い・・・

どうして、毎回こんな扱いなんだ!?


「・・・ところでお前ら、何の話をしてんだ?」


兼ねてからの疑問を3人にぶつける


「「「 なめこ 」」」

「なめこ!?」


耳を疑った

なめこって、あのなめこ?

キノコのなめこ?あの、味噌汁の具として最高のアイツ!?


「やっぱり知らなかったか・・・」

「スマホ使いこなせないですから・・・」

「ぜってぇ、あの顔は味噌汁を想像してるぞ?」


憐れむような目で見つめる3人


「デラックスとか、シーズンズとか云ってたじゃねぇか?何だ、それ」


なめこにもグレードってのがあるのか?


「社長、スマホのアプリゲームの事ですよ?」

「は?」

「まぁ、暇潰し程度にやってるもんだがな・・・」

「俺は図鑑制覇したぜ?」

「げ、ゲームなの?」


3人はスマホの画面を見せる





「うわ・・・ユルい顔してんなぁ」

「社長みたい」

「あんなに可愛くねぇだろ?」

「あ、ユルいってとこだけです」

「同感だな」


昼休みに、シャンクスもなめこをインストールしたそうです


END

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